鈴豆そうさく日記

自作イラストやドールドレスの紹介、日々の片付けや独り言などゆるゆる綴っていきたいです。

「月の子」アナログ版権イラスト:「究極の美」談義

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こんにちは、鈴豆です。

清水玲子先生「月の子」より、ベンジャミンのアナログ版権イラストです。

使用画材:カラーインク・透明水彩不透明水彩・マーカー(髪)

ヌード絵も、明らかエロ系でなければ結構描くのも好きです。

本当の所、服でごまかせない分、難しいのです。

原作のベンジャミンだって現れる時は必ず全裸!!身丈を超える豊かな金髪で、隠してはありますけど。もう、美しい~~~!!清水玲子先生の絵は本当に美しいの一言で、話だって面白い・・・!!

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この、鳥の躍動感!!


 

王子を救ける人魚姫・・・。

昔は、マンガのイラストはあくまで印刷目的であって、展示することを想定されていない事が多く、マンガのカラー原稿はカラーインクが多いのです。

マンガの原画展とか今は普通に美術館でもやるようになったので、実物展示すると、どれだけ紫外線防止の額に入れたって・・・まぁ、やはり多分色あせしますんで、展示会用に、原画をそっくりに「模写」するプロ絵師様もいらっしゃるようです(勿論公認です)。

もう、清水玲子先生の原画の複製制作・・・、絶対絶対絶対無理!!!!!

ジミー(子供)からベンジャミン(大人)に変身するときは、いきなりサイズアップするから、北斗の拳みたいに服が破け飛ぶから全裸になるんだとばかり思ってましたが(何か夢のない発想ですけど)、ラスト、セツ(大人男性)が女性になる時も、着ていたシャツが無くなったので・・・、これは清水先生なりの美意識なのか、それが全くエロいとかではなくただただ、美しいのです。透明感のある、清らかな、まさに天使か妖精かという印象(ちなみに人魚です)。

学生の頃の、西洋美術の講義(描く方ではなく、見る方)の先生のお話です。

ルネッサンスの頃に、従来の宗教画オンリーではなく他国の文化も取り入れるようになったわけですが、ルネッサンス絵画では、とても「女神像」が多いです。ビーナスなら、ヌードな事が多いです。

要するに、ルネッサンスの巨匠はほとんど男性で(当時女性には自由や権利が無くて、絵を学ぶとかいう機会がそもそも少なかった)、つまり、「ビーナス」って事にしておけば堂々とヌードが描ける(マリア様を脱がすわけにはいかないですから)。男性は、やっぱり女性のヌードが好きなんですよ。

と話されていました。「ビーナス」なら女神なので、卑猥でも何でもないと言い訳?が出来ますが、これがマネの「オランピア」になると生身の女性ですから、もう発表当時はけちょんけちょんに非難されたとか。とにかく「大義名分」が要る、と。

その内容は、「セクハラ」とか感じなくって、あぁ、なるほど!!って素直に思ったんです。そしてその続き・・・。

でも、「究極の美」は第二性徴期前の「少年」です。女性は年を重ねても美しい。けど少年の美しさというのは一瞬です。一瞬だから、かけがえのない「究極の美」なんです。

と。ちなみに男性の先生で、別にそういうご趣味も無かったかと。

これも、うおおおお~~~~~、そうだそうだ~~~~!!とショタな私には大納得でした。

でも今は大人になってもまさに「美しい」男性、いっぱいいらっしゃいますね♪

「イケメン」というより「美しい」がしっくりくる大人男性。

歌だって、男声ではないと出せない色気とか、本当に、腰が抜けそうなほど良き!!!

女声には女声、男声には男声、それぞれの良さがあり、ソプラノもアルトもテナーも(音楽には全く詳しくないので語れないのですが)全てが混ざり合っての合唱の壮大さとか、あぁ、コンサートとか、行きたいなぁ。やはり「生」は違いますもんね・・・。それは、やはり絵が「原画」でないと伝わらない、というのと、多分通じると思うのです。

出不精なので、なかなか行けてないのですが、原画展、行きたいなぁ。

あ、「小畑健展」が来春、大阪の方へ来てくれるそうなので、これは絶対行きたいです!!!!!

お読みくださいまして、有難うございました!