こんにちは、鈴豆です。
「吸血姫美夕」より、美夕のアナログ版権イラストです。
使用画材:カラーインク・透明水彩・マーカー
こちらのイラストは、1997年の新シリーズ版の衣装です。
「吸血姫美夕」は1988年にOVAで発表され、作画監督である垣野内成美先生によりコミックス化になりました。垣野内成美先生は元々アニメーターで、鉛筆は使い慣れているけれど、この作品で初めて「つけペン」を使われたとあとがきで書かれてびっくり。
つけペンが初めて!!!ですっごく線が綺麗・・・、流石はプロです・・・;;
「吸血姫美夕画集」より
初めのシリーズでは美夕の衣装は、前結びの赤い帯です。私としてはこっちのスタイルの方が好きで・・・このバージョンのも描いたはずなんですが・・・、データ消失・・・(;´Д`)。本当にデータの管理はしっかりしないと・・・。
この髪型に憧れて、赤いリボンでサイドテール、やってみましたけど・・・子供にはそんな高度なヘアアレンジは無理でした。
この髪型を本当に再現してたコスプレイヤーさんを見かけたことがありますが、どうやってるんだろう・・・、つけ毛を使えば出来るかな?そしてこのリボンだって、絶対ずり落ちて来ます。
美夕はこの髪型をからかわれるシーンもありますけど、この髪型にポリシーを持ってる模様。
そして後ろのイケメンは美夕の忠実なる下僕「ラヴァ」
元々は「西洋神魔」で、美夕を倒しに来たのですが、美夕に敗れ、下僕になりました。
何と何と、OVA版では、塩沢兼人さんが声だったのですが・・・
悲しいことに、OVA版の設定では、ラヴァは美夕に敗れた「罰」として、
顔と声を封じられることに・・・、ずっと仮面で無言だから、4話までお声が聞けないのです。罰されているのは「視聴者」ですわ、テライケメンの顔と塩沢ボイス封印って・・・。
マンガ版では、その設定は消えたのか、ラヴァは普通に会話もし、仮面もしょっちゅう外してます。
二人で夜のバーに繰り出したり・・・。中学の制服なので店員さんに怒られてますが。
何せ、美夕は永遠の13歳!!(97年アニメ版では14歳)
羨ましいですけども、ずっと「少女」のままであることは・・・、平日の昼間にプラプラ歩いていたら補導されるとかちょっと不都合な面もあるかもです。
二十歳くらいで止まれたら最高ですね。
セーラー服が多めですが、ブレザータイプもあり。永遠の13(14)歳である彼女は、全国の中学に転入し続けます(はぐれ「神魔」を見つけるためとはいえ、永遠に中学生をやりつづけるのはキッツイかも。彼女は自分の姿を「気に入ってる」という事で良いのか。
垣野内先生の描く女の子は、決して細くて長すぎる手足ではなく、程よい肉感というか、もちもちしてそうで魅力的です。
変わりダネ、学ランタイプの女子制服。そういえば「軍ロリ」って今あるみたいで、カッコ可愛いですね!!
はぐれ神魔を狩る「監視者」である美夕ですが「校則」には勝てません;;赤いリボンが禁止!中学の校則って訳の分からないものが多いですしね・・・、黒茶紺ならOKとか・・・何で??しかもピアスまで開けてますからね。ピアスに関しては、OKな学校の方が珍しいかも;;
仕事だって、職種によってはピアス禁止ですしね。
永遠の中学生はやはり・・・辛いかな・・・。
ところで友人から鋭いツッコミ
「日本神魔」「中国神魔」は「日本」「中国」って独立してるのに、「西洋神魔」は何故「西洋」とひとくくりなの?・・・と。
確かに!!フランス神魔とかドイツ神魔とかのはず・・・ですが「神魔」というのがいつの時代から存在してたのかが解りませんので・・・
「フランク神魔」とか「西ゴート神魔」とか「神聖ローマ神魔」とか出てきたら訳が分かりませんので・・・ひとくくりにせざるを得ないのかもしれないですね。
1988年のOVA版は、その時代を考えると、びっくりするほど作画も綺麗(今見ても遜色がないレベル)ですし、
主人公が「正義の味方」ではない(人間を助ける訳ではなく、あくまで「はぐれ神魔」を闇へ帰す、というのが使命)、絶対的な「善悪」があるわけではなく、
切なく、悲しくも怪しげな雰囲気で、あらすじを簡潔に説明してと言われても困りますけども、その雰囲気に飲み込まれること間違いなしです。
お読みくださいまして、有難うございました!!