こんにちは、鈴豆です。
いつ描いたか解らない・・・多分20年近く前のイラストです。
この頃のイラストは、線は細いしデッサンも頑張ってるって思うんですけども・・・
「目に力が無い」これに尽きます。
背景も、光はトーン使用ですが、文様は手描きです。
人物にトーンが一切入っていないという事は、デジタルで彩色するつもりにしてたのか、何のために描いたのかすら忘れているという惨事。
カラー絵は大分残り残量が減って来てるんですが、モノクロ絵ならいくらでもあるのが悲しい。
プロになりたくて、山のように描いては投稿してきました。
「プロになる気はない」と宣言して活動されている方もいらっしゃいますが、私はプロになりたくてなれなかった派です。
「プロになる気はない」というお気持ちも今は良く解ります、プロったって自由業には何の保障もないんで、売れなくなったら終わりです。生活の基盤が確立されているからこそ、好きなものをのびのび描けるっていう事は本当にあると思います。
でも私は「プロ」になりたくて、その活動の絵が大量にあるわけですから、「モノクロ過去絵ならいくらでもある」というのが悲しいのです。
構図やポーズはこの
プリュードン作「皇后ジョゼフィーヌ」がモデルです。
マリーアントワネットの時代は、これでもかとスカートが広がりまくって、ドアも通れないとかあったようですが、ナポレオンの時代に、それまでの華美すぎる、あと、コルセットでウエストをギュウギュウに締め上げるドレスから、古代ローマやギリシャ風のゆったりスケスケシュミーズドレスが復興しました。
しかし、ヨーロッパでこの衣装は寒すぎて、「肺炎」にかかる女性も多かったとか。
いつの時代も、女性の「オシャレは我慢」なんですね。
靴とか、「見た目の美しさと歩きやすさは反比例」とはっきり明記がありましたし・・・。ハイヒールを履かない女は女として終わってるとか酷いこと言う人もいますけど、めちゃくちゃ足痛くなりますし、外反母趾とかも酷くすると将来的に本当に歩行困難とかありますので・・・、オシャレは良いけど、健康が先ず第一だと思います。
私の知り合いでも、「模写」がすっごい上手い人がいまして、本物にしか見えないレベルで、でも版権絵の「模写」だから「販売」は出来ないんですね。ものすごい技術なのに勿体ないなぁと。
こういう「著作権がとうに切れた西洋絵画(東洋絵画でも良いですが)」なんてどうでしょう。こういうのそっくりに模写して、勿論「本物」って嘘言ったら犯罪ですけど、模写って明記して売るものは別に著作権切れたものなので良いのでは・・・???
ルネサンス絵画って本当にめちゃくちゃ美しいし、しかも模写とはいえ手塗り作品なら売れそうな気がする・・・(やはり、いくら綺麗でも、印刷とか複製画・・・複製画って、「模写」の事かと思ってたんですが、リトグラフ、つまり「版画」なんですね。原画とはやはり全然色も違いますし、結構なお値段。う~ん、それはなぁ、だったら私なら安価な印刷物で良いです・・・)。
モネの破損しちゃった「水連」を、AIで解析・復元して、でもそれを「仕上げる」のは人間の画家の手塗りでなくてはならないっていうプロジェクトがありました。プロ画家の方が、モネの筆遣いから再現して描き上げるのです。
人間の手塗りであるが故、復元であれ模写であれ、それは世界でただ一つ、唯一無二の物になるんだと思います。
やはり原画展、は良いものです。作者様の息遣いまで伝わるようで。なかなか行けてなくて悲しいんですが、原画展行きたいなぁ・・・。
申し訳ないですが「原画展」と銘打ってるのに、CG作家様の、デカいパネル展示&下絵のラフ絵展示だけだった時はちょっと騙された感が・・・、それは「原画展」ではないとわたくしめは思うのでございまする、ラフ絵は原画かもですがコソコソ。
CG絵を否定する気は全く本当にないのです(私もタブレットとかでならやってみたい!!)が、「原画」が存在するっていうのがアナログ絵の最大の長所だと思うので、アナログ絵が絶滅したら悲しい。画材の販売すら無くなってしまってはどうしようもないです。
アナログ絵ルネサンス運動(あれ、なんか名前変わってるし)頑張ります!!
お読みくださいまして、有難うございました!!