鈴豆そうさく日記

自作イラストやドールドレスの紹介、日々の片付けや独り言などゆるゆる綴っていきたいです。

「風の谷のナウシカ」アナログ版権イラスト(再掲):ナウシカはやはり名作!!

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こんにちは、鈴豆です。

風の谷のナウシカ」よりナウシカのアナログ版権イラスト(再掲)です。

何となく、版権絵の再掲はしないでおこう、と私としては思ってたのですが、済みません、載せちゃいます。

suzumame.hatenablog.com

 何といってもお正月はナウシカ三昧でした。歌舞伎版を見るにあたって、原作の解説サイトとかも読みまくりましたし。

昔はナウシカの原作マンガ、ブック〇フとかの100円コーナーにずらりと並んでいたのですよ。今はプレミアついてるのか新品と変わらない、あるいは通販なら新刊より高値で売ってたりとか・・・(もしかしたら全巻初版、とかプレミア要素があるのかも)、あ~、100円で並んでた時に買っておけば~~~~、と激しく後悔です。オルフェウスの窓愛蔵版と言い、超お値打ちの時に見かけたくせに見送るとか、あああ、バカバカバカ;;

多分ナウシカもサイズがデカいので、場所を取るなぁ~って二の足を踏んだんだと・・・。

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ナウシカは映画では強く心優しい「戦う聖女」という印象ですが、原作でのナウシカは決して「聖人君子」では無かったんですね。映画でも父が殺された時の逆上ぶりを見るに、ナウシカの残虐性は多少は描かれていたんでしょうけど。そこが、「ラピュタ」のシータやその後のジブリヒロインみたいにとにかく天使!!!ではなくって、ナウシカって特異なんですよね。「もののけ姫」のサンはちょっと近いかも?

ナウシカの決断は決して「絶対善」ではない、でも「間違い」でもない、この辺りの討論会なんてあったら白熱しそうです。原作の意図は、絶対に答えの出ない問題についてとことん考えてみて欲しい、と言うものだったんでしょうか。

恋愛要素もほぼ無いし・・・、あ、アスベルって原作では「ナウシカから片思い」だった・・・らしくてビックリです。てっきりナウシカから振った、というか元々アウトオブ眼中だったものと・・・。「アスベル=ヘタレ」の構造が私の中で出来上がっちゃってました(;^ω^)。

子供向け作品にするならばやはり映画のあのラストで良かったんだと思います。原作は原作、映画は映画、もう別作品と思った方が良さそう。

そして私はあの映画大好きですよ、ご当人がどれだけ酷評しようと、原作のテーマと真逆になってようと、私にとってはジブリ一の超名作でした(正確にはナウシカラピュタジブリじゃないけど・・・ジブリショップに商品が並んでるのでジブリって事で;;)。

マンガ版のナウシカ制作エピソードでものすごく印象深かったのが、当時宮崎監督が忙しすぎて、水色の鉛筆で下絵を描いて、鉛筆でペン入れして印刷に回してた、って事ですね。勿論1巻から7巻まで全部鉛筆って訳では無いとは思うのですが、鉛筆作画がどの辺りなのか気になる所ではあります。じっくり見れば解るかも・・・。

水色はモノクロ印刷に出ないので、マンガの原稿用紙には水色で内枠線とか外枠線とか入ってますし、水色の色鉛筆で下絵、というのはまま聞いた事があるんですが、鉛筆でペン入れ!!鉛筆だとスクリーントーンの「貼り直し」は汚れが付いちゃって出来ないですよね・・・。もしかしてスクリーントーン不使用だったのか??とか画像検索したんですけど、そんな訳でもなさそうですし。

ただ、検索した画像の中では網点のトーンしか見かけなかったので、あるいは「印刷指定」って事もあったんでしょうか?手塚治虫先生や石ノ森章太郎先生の初期の頃ってスクリーントーン自体が無かったので、印刷指定とか焼き込み指定とかって聞いた事があります。

昔の印刷業界って本当大変だったでしょうね、文字だって「活字拾い」だったりとか(「銀河鉄道の夜でジョバンニがアルバイトしてましたね)。流石にそれはもっと古い時代でしょうが、本当、フルカラー表紙の雑誌の印刷って戦前からあった訳ですけど・・・どうやって印刷してたのか気になる・・・。

それにしても建物とか乗り物とか、フリーハンド!!もしかしてコマの枠もフリーハンド???いや~、じっくりマンガ版読んでみたいです。インクでのペン入れが出来ない位多忙で、しかも昔なら作画資料も少なかったでしょうに凄まじい画力だったのは覚えてます。

そういえば、アナログ絵描きの方でも、水色で下描き?した上にペン入れしてる方をよく見かけるんですが・・・、あれば消せる色鉛筆・・・何でしょうか?

消せる色鉛筆、と言いましても、鉛筆と同じように消しゴムで消せるタイプと、消しゴムの「摩擦熱」で消えるタイプ(フリクションボールペンもそうですね)があるようで、消しゴムでこすると紙が痛むので、ドライヤーで熱して下絵を消しちゃうんですって!!なるほど~~~!!

…それでも私は怖くて水彩紙に直に下絵からは描けないなぁ・・・。ドローイングとかなら良いかもしれないけど。

絵を描くのが亀過ぎて、もう少し早く絵を仕上げるようにしないとなぁ、と思いつつ、手抜きみたいになるのも嫌で、それも以前のように絵を描く時間ががっつり取れるわけでも無いし、ちょっと行き詰まっているのですが・・・、ぼちぼち頑張ります。

とにかく今年の年末にも、「今年はこれで描き納め~」とか言っていられたら良いなぁ、と。

お読みくださいまして、有難うございました!!