こんにちは、鈴豆です。
大分前になるんですが、ニュースの特集で個人的にモヤモヤしています。
所謂「ドヤ街」で、違法に処方薬を路上販売している人がいるけど何故?みたいなの。
大抵、その処方薬と言うのは「睡眠薬」や「精神安定剤」になります。処方でも制限がありますし、市販では基本売って無いですからね。
いや、そういう商売があるのは知っていました。というか、買いに行きたいって思った位です。でも、ドヤ街に女性一人で行くのは危険だし、そもそもそこまで足を運ぶほどの体力が、本当に薬が欲しかった去年などは全くない状態でした。
処方薬をどうやって手に入れるかと言うと、主に生活保護の人が「眠れない」と言う事で受診して薬を貰って、それを裏商売の人が買い上げる、というものでした。それも良く聞く方法。
本当に眠れていないのかって、大きな病院ではもしかしたら入院検査で脳波計とか付けて調べれば解るかもなんですが、街のクリニックでそこまで出来ないのであくまで問診のみになります。眠れない眠れない、って訴えられればそれなりに薬を処方するしかない。
ただ、ベンゾジアゼピン系睡眠薬などには厳しい処方制限があって、薬の種類の数、処方できる日数等が限られていて、普通はそんなに大量に一度に入手自体が出来ないです。
でも、ニュースによると、とある保護受給者の方は一ヶ月に別々の医療機関を30か所以上(!!)受診して大量の薬を貰って転売していたとか…。
え、でも生活保護だと、その市区町村のクリニックにしか行けないはずだし、医療券というのも要るので、そんなの…すぐにバレそうなんですが?
まぁ、入手経路なんて色々あると思います。医師や薬剤師の名前があれば、普通に医療用の通販で薬は入荷できるし、元値自体は決して高く無いです。違法薬物じゃないんだし、裏稼業の人が医師・薬剤師と繋がりがあれば幾らでも入手は出来るんじゃないかな。裏での売値は1シート(通常10錠)で1500円と法外な値段になるので、通販でちゃんとお金を払って買った薬でも、転売すれば大儲け。
仕入れた薬が全部処方されたかとかそこまで調べるかなぁ?って思うんですよ。仕入れたけど処方が少なくて使用期限切れて廃棄って事も無くは無いでしょうし。
入手方法なんてその筋の人ならいくらでもあるでしょう。そこは不思議にも思いません。
で、どういう人が買うんでしょうか?って取材に私としてはモヤッと来たのです。
「覚〇剤をやっていたら眠れないし、受診したら覚〇剤使用がバレるかもしれないから」
‥‥‥‥‥(;゚Д゚)!!!!!!!
ふっ!ふざけるなぁ~~~~~~!!!!
だって読んで字のごとく、目を覚まさせるヤクでしょ?眠らずにハイになって~、みたいな、解らないけど、そんな、寝る前に「トメルミン(カフェインの錠剤)」を大量に摂取して眠れないとか言ってるみたいで(違法薬物だからもっと悪い)、本当に眠れなくて困っている人が、こういう人たちのせいで制限がかかってさらに困ってるんですよ。さらには「ヤバい人たち」みたいなレッテルを貼られる。
覚〇剤で眠れないんなら覚〇剤やめればいいだろ~~~!!!
私としては、保険に入るのに不眠などで通院してると安い保険に入れなかったり、ローンなども条件が不利になったりするんで、一時的にそういう不当な手段ででも買って一時しのぎをして、落ち着いたらちゃんと受診するのかな、とか、私のように、決められた処方数ではどうしても眠れないって人が追加で欲しくて…というのを想像してました。悪いことかもしれないけど、それなら理解出来るし(本当に不眠症ってだけで、アホほど保険が高くなるんですよ…)、眠れなかったら本当に死にますからね…。去年はよくあの状態で死ななかったな、って思う位、本当に辛すぎでした。
後は犯罪目的、自殺目的とか想像出来ますけど…、
「睡眠薬=自殺」って昔の文学作品とかで出てくるからそういう印象強いかもしれないですが、昔のバルビツール酸系の睡眠薬ならともかく、ベンゾジアゼピン系睡眠薬で死のうと思ったら、大体150錠くらいが致死量なんだらしいです。正直、普通に市販の風邪薬とかでも一気に150錠も飲んだら死ぬんじゃないでしょうか。
そして多分、それだけ飲む前に吐くか気絶するかします。怖いのは、「気絶して倒れている状態」ですから、寝返りとか出来なくて、同じ体勢のまま長時間倒れている事によって体の一部がずっと圧迫される事になり、例えば下になっていた腕に血液が流れず壊死したりして、切断を余儀なくされる…なんて事もあるとか。ひぃ~~~。
個人で入手出来る処方の睡眠薬は、確か、ベンゾジアゼピン系ではない「ルネスタ」という薬のジェネリックだけです。後はもうサプリメントみたいなもの位。メラトニンの分泌を云々みたいな。
で、この「ルネスタ」、私には全く!!本当に全く!!!効かなかった…。
目が痛いのがベンゾジアゼピン眼病じゃないかということで、一度一種類をこの「ルネスタ」に替えてもらったのですが、本当に一睡も出来なくて。一睡もです。それも3日連続で。本当です。速攻で元の薬に戻してもらいました;;
最近も、不眠が以前よりマシになったかな、って思って、この時のルネスタが余ってるから、試しに一種類替えて見たりしたのですが…ダメでした。
ルネスタのジェネリックも、普通に買えるわけではなく、海外からの「個人輸入」になりますし、当然処方でいただくよりずっと高額になります。でも不法では無いですし、ルネスタ自体も「処方制限」からは外れている薬ですね。弱かろうが少しでも効くのなら、高くても「どうしても眠りたい時の保険」として買おうかと思ったのですが、ここまで効かないなら意味がない。
勿論、軽い不眠には効くようですし、安全性の高さ(と、催眠作用の弱さ)ゆえに規制がかかって無いんだと思いますので、寝酒などをするよりはずっとマシかとは思います。…結局、もし安全性が高くても作用が強ければ犯罪利用はあり得るので規制せざるを得ないのではないかと。安全で効果は高いって本来理想形なのに皮肉…。
「寝酒」ってすごく体に悪いにもかかわらず、お酒に何ら規制がかかってない(20歳以上ならいくらでも購入できます)ので、悪いという印象もあんまり無いのですよね。
とにかく、色んな事情があって不法販売の薬を買わざるを得ない人っているでしょうに
「覚〇剤で眠れない」
という人たった一人だけを取材に出して(入手経路も生活保護の人が~だけ。ホンマに~~??立場のある人が横流しってあるんじゃないの~、その方が一気に大量に入手で出来るし)、あたかも薬を求める人が全員そういう人だという印象を与えるような報道にかなりモヤモヤとしたのでした。
もう少し、多角度から取材していただきたいです。流石に買う側のサンプルが一人って…おかしいでしょ。
これからの時期は目は辛くなるけれど頭が冷えるので、寝るのは楽になるかと思いますが。
目が痛いのは地獄ですが、眠れないのはもっともっともっと辛いですから。現実には無理だけど、究極、アイマスクつけて目を閉じて、目は見えないものとして生活すればドライアイで目が痛いって事は無いですけど、眠れないのがずっと続くのは本当に命に直結する事なので。
受診をすれば保険やローンで不利になり、偏見の目に晒されるとなると、眠れないのが続くならすぐに受診を~って簡単に言いにくいのですよね。受診したって根本治療は難しいですし、結局対処療法だけ。だったら高くついても薬だけ手に入れば~、って思っても不思議じゃない気がします。
本当に「全ての病気が解明されて治る」なんて時代が来るんでしょうか…。
そういう夢の時代が来ることを切に願って。
今回、読んでいて不愉快な内容であった事お詫び申し上げます。
お付き合い下さいまして、有難うございました!!