鈴豆そうさく日記

自作イラストやドールドレスの紹介、日々の片付けや独り言などゆるゆる綴っていきたいです。

「弟の夫」プチレビュー

こんにちは、鈴豆です。

先日普段行かないドラッグストアに行ったら、セルフ健康チェックで血圧計と骨密度測定器と血管年齢測る機械が置いてあって、血管年齢24歳と出て、わ~い!もしかして年齢は甘めに出る設定かな…??

でも測る度に大きく数値の変わる項目が結構あって、どれを信じたら良いんでしょう???

しょっちゅう測ってたら大体の平均値は出そうですけど…そんなしょっちゅう通ってたら店員さんに覚えられちゃいそうで怖い…(商品の「お試し用」ではなく、セルフ健康チェックでご自由にどうぞ、って置いてるんですから、毎日測りに行ったからってダメって事は無いんでしょうけど…)。

血管年齢を測る機械は測定に3分近くかかるのでちょっと大変でした。

ただ、常に変わらないのが「心拍数の高さ」で、昔から私は「心拍数」が高い。大体90位。子供の頃は解らないけど、20歳位の若い頃からずっとそれ位です。

生き物の寿命というのは、「心臓が何億回だか鼓動を打った時」なんだそうで、それは数年で死んでしまう小動物でも、100年生きる動物でも大体同じなんだ(小動物は心拍数が高い)って聞いたことがあり…それで行くと、私は早死にするの確定???

でもそれだと、人間の寿命は本来40年程度らしくて、住環境や医療の発展で、本来の寿命を越えて生きているだけなんだと…。

心拍数を落とす方法ってあるんかしら??あまりにも高すぎる場合は心拍数を下げる薬はあるみたいですが、薬っていうのもちょっと抵抗があり…(100まではギリ正常値らしいし)、結局「ストレスを溜めない」だとか「健康的な食事を~」「規則正しい生活を」とか何とか出て来るけど、若い頃からずっと心拍数が高いの!どうしろって言うんだぁ~~~;;

先日、ラインマンガで「弟の夫」というマンガが最終話まで読めるのを知って、読ませていただきました。以前にも軽くレビュー書いたことがあるんですけど、その時は確か最終話まで無料公開はされてなくて。

全4巻でCM機能が一日5回使えるので、結構サクサク読めます。

suzumame.hatenablog.com

主人公、ヤイチさんの弟、リョータさんは同性愛者で、カナダに移住して、そこでマイクさんという男性と結婚するのですが、リョータさんは亡くなってしまい、マイクさんがリョータさんの家族に会いに来る、という話。

ヤイチ&リョータさんの両親は昔に事故で亡くなっていて、ヤイチさんは離婚してカナちゃんという一人娘を育てるシングルファーザー。

カナちゃんがとても素直で良い子なんです。

お父さんの弟の旦那さん、って紹介されて、驚きはするんですが

「カナダでは同性婚が出来る」と聞いて

「こっちではだめであっちでは良いなんて変なの~」

と言います。日本じゃ同性婚が認められてないのに、カナダではOKというのがおかしい、って言うだけで「男同士で結婚なんて!!」っていう偏見が無いし、マイクとすぐに仲良くなる。カナちゃんの友達たちもみんな良い子~。

絵が、リアルにガチムチ系で、「BL好きの腐女子」の方には受け入れにくいかも知れないですが(BLだとスラリとしたイケメン同士が多くて…女性作家の描くBLってやっぱりファンタジーなんですよね。ワキ毛とかすね毛とか、股間もっこり具合とかの描写が…ちょっと抵抗があるかも)…、とても面白いです。

正直…夫婦別姓すら認めない時代遅れな日本(「家制度」に縛られ過ぎている)が、同性婚なんて認めないだろう~、って思ってたんですが、どちらかと言うと夫婦別姓が結構宙に浮いた状態で(たまに話題になってるけども)、もしかしたら同性婚の方が先に認められるんでは??という状況ですね。

今の婚姻届けって「夫になる人」「妻になる人」って記入するところがあったと思うけど…どうするんだろう??同姓の場合は「夫&夫」「妻&妻」ですから。

同性婚を認めない理由の一つとして

「結婚は子供を産み育てるための制度だから」

だというのがありまして…「いや、同性でも養子を取れば~」何ていう反論がありましたけど…それもちょっと「子供なしの結婚なんて認めない」って言ってるみたいで嫌だなぁ…と。

それだと男女のカップルでも、「子供が生まれたら正式に夫婦として認める」とか「熟年婚は正式な結婚とは認めない」とかにしないと筋が通らない。でもそんな事をすれば、世界からの笑い物じゃ無いかなぁ??

後、ラストの方で、お墓参りするシーンでカナちゃんが「私が死んだらこのお墓に入るの?」ってヤイチさんに聞いたら「お嫁に行ってたらそっちのお墓に入るだろうし」って言われるの、う~ん、ってモヤり。

なんで女性は結婚したら嫁ぎ先のお墓に入るのが当たり前みたいになるんだろう?

実家のお墓に入りたいって言うと「名字が違うから…」ってなる。別に名字が違っても実家のお墓には入れるはずですけども、未だに9割以上の夫婦が、女性側が姓を変えている。女性が夫と同等に働いていても関係なく。

いや、名字変えるのってかなりのストレスなんですよ。銀行口座やパスポートやらの名義を色々変えて、今までの自分は消えたような感覚になる。働く上では途中で名前が変わるのは色々弊害が出る事もありますし。「愛する人と同じ名字に♪」な人もいるかもしれないけど、だったら名字を変える割合が男女で同数程度にならないと…。どうして女性だけが愛情を試されるんだろ??

どうも「名前を変えた側が『従』の立場」って印象があって。男が改姓した場合「え?婿養子??」って思われる。相手の親と養子縁組をしなけば「婿養子」でも「嫁養女(?)」でもないのに。

その辺も、同性婚になった場合は、どちらが名前変えるの??って問題も出てきますよね…。

私としては、夫の家の墓に入る位なら無縁仏で結構!!!ですけど。というかお墓とか要らない。

最初の内は、マイクを「弟の夫」として認められなかったヤイチさんですが、段々、マイクを「家族」として受け入れられるようになって行きます。

カナちゃんが学校でマイクの事を「叔父さん」として友達にもよく話している事を、ヤイチさんが担任に呼び出されて

「お宅の家は事情が他の子と違うから、そんな話をしてイジメにあわないか心配です」

みたいに言われるんですが、ヤイチさんは

「マイクはカナの叔父です。友達に大好きな叔父の話をするなという権利は私にはありません。もしその事で娘がいじめられるなら、イジメられた側を注意するのではなく、イジメた側を注意して下さい」

ってきっぱり言い返すところが、もう「いいね」が押せるなら連打しまくりたい!!!

イジメた側を注意するって、当たり前のことですよね。でもどうも「イジメられた側に問題があるから、イジメられた側が行動を正すべき」という風潮が強いように感じます。

担任もきっと善意で心配してくれたのでしょう。この作品には基本「悪人」が出て来ない。でもそれぞれのちょっとした意識の違いがすれ違いを呼ぶ…という、非常に繊細な心の機微が描かれていると感じました。

ちなみに、作者様のサイト、興味本位で訪問しちゃったのですが、エログロ耐性は高めだと思っている私でも途中でリタイアしちゃったんで…、入場時に「警告」は出ますけど、本当に閲覧注意です。「弟の夫」のハートフルな内容とはかなり!!…違うんで、自己責任で。

でも「弟の夫」は名作だと思いますのでご興味があれば是非!!

今まで考えもしなかったことを色々と考えさせられました。「無意識の差別」というのがいっぱいあるんだな…とか。

そしてほぼ毎回出て来る「料理」や「お菓子」が美味しそう(;^ω^)。

健康の為、食べるものはちょっと気をつけてますが…、お菓子もたまには…良いですよね!!絶対ダメ!!ってするとストレスが…!!!

でも血管年齢の結果にちょっと気を良くしたのでありました。正確に測れてるのかちょっと怪しいですけど、3回測って、年齢は大体同じだったんで…良し、と言う事にしておこう!!

それでは皆様も、健康にはどうぞお気をつけて…楽しいGWをお過ごしください!!

お読みくださいまして、有難うございました!!