鈴豆そうさく日記

自作イラストやドールドレスの紹介、日々の片付けや独り言などゆるゆる綴っていきたいです。

「名も無き花」オリジナルアナログイラスト:「働かないふたり」

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こんにちは、鈴豆です。

「名も無き花」オリジナルアナログイラストです。

使用画材:カラーインク・透明水彩パステル(背景)

マスキングして、背景はザバーッとパステルをこすりつけました。

パステルなら、多少マスキング失敗して、人物に色入っちゃってても、消しゴムかけれはかなり取れますんで;;ラッカースプレーは失敗した時が悲劇です。

花の名前、何かの塗り絵ブックを参考にしたので解らないのです;;

実在の花なのか、架空の花なんか、普通にスクリーントーンの柄とかでありそうです。

羽根は無いですが、ミニ妖精なイメージで描きました。

私には珍しく、髪もカラーインク使用。大抵は、マーカー(顔料系)か鉛筆か色鉛筆か透明水彩です。

カラーインクは、発色も良く伸びも良く、紙に良くなじむのです。ただ、その馴染みの良さ故、はみ出しちゃった!!な時に水彩なら水筆でこすれば簡単に落ちるものも、落ちなかったりするので、難点もあります。そして最大の難点はやはり「退色」・・・。染料系はこれが辛いところです。前に見かけた「カメレオンペン」も、アルコール系なのでやはり光には弱そうです。綺麗なグラデーションは本当に憧れますが・・・。

働かないふたり

comic.pixiv.net

吉田覚先生「働かないふたり」

凄く好きなマンガです。

勿論賛否両論あります。ラインの無料連載で結構読ませていただけるのですが、

最初の方は、「働けよ」「腹立つ」「親が可哀そう」なコメントが多かったですが、回を追うごとに、だんだんコメント欄も優しくなって・・・、それは、嫌いな人は先まで読まないでしょうから、好きな人だけが残ってる、ってだけかもしれませんが、

この兄妹は、「働いていない」というだけで、凄くいい子たちなんですよ。

初めは妹の春子ちゃんが、極度のコミュ症で引きこもりだから働けない。

お兄さんの守君が働くと、妹が疎外感でさらに落ち込む、だから妹を守るために二人で無職、という印象も受けますが、

段々春子ちゃんもアクティブになってきて、友達とも兄の友達とも普通に出かけられるようになってるし、なら、バイト位できるのでは??という感じも無くは無いです。

ですが、「働く」とは何なんだろう、と考えさせられる作品でもあります。

「働く」のは尊い事です。働いて、賃金を得なければならない。それは当然です。社会のためにとかじゃなく、自分が生活するにはお金が要りますから。

ですが、先日の「かんぽ」じゃないですが、世の中、ハッキリ犯罪とまではいかずとも、ほとんど詐欺みたいな事をする仕事だって少なからずありますから・・・(私も何度も被害受けてます)。

私の好きなエピソード、兄の守君が、通り道で足を痛めたおばあさんに声をかけ、家まで背負ってあげます。

おばあさんは「あなたの様な若者がいるなら、日本の未来は明るいわ」と言いますが、守君は、自分が無職だと正直に話します(言わなくても良いのに)。

「すみません、日本の未来を暗くして」

おばあさんは一瞬戸惑いながらも

「そんなことはない。わたしの息子は一流企業に就職し、結婚し、子供二人に恵まれた、でも仕事にかまけて結局、離婚。私には会いにも来ません。私は息子に背負われたこともありません。

働くのは素晴らしい事だけど、それだけが人間の価値を決めるものでは無いと思いますよ。(セリフは略しています)」と返します。

私も無職の時期がありました(でも家事は全般してたのですがね・・・)。それはもう、家族にも知り合いにも、世間にも、犯罪者レベルの扱いでした。

世の中の全ての人が私を攻撃してくる、嘲笑してくる気がして、外に出るのも怖かったです。

スーパーに位は行かなくてはいけませんからね、それでも、ご近所さんに出くわす事さえ怖かった。

家事してて、酷い不眠やうつ、神経症に悩まされていた時です。脳がスッキリ起きている日なんて無かった。当然そんな状態ですと、体にも悪影響出て、あちこちガタガタでした。

「そんな状態であっても、もっと辛くっても働いてる人はいる!!」

それはそうです。自分こそこの世で最も不幸な人間だなどというつもりはない。

とにかく、少し休みたい、という気持ちは確かにありました。

ちなみに、独身無職だと、クレジットカードも作れないんですよね(クレジット=信用ですから)。確か「18歳以上なら『誰でも』作れる!」とのぼりが立っていました。

つまり「誰でも」に自分は入っていない。もはや「人間ではない」と言われたような気持でした(若手芸人の方とか、同じような事おっしゃってました、やはりこの悩みは多くの方が持たれているようです)。

その頃の事を思い出すと、この優しい世界に行けたらどれだけ救われただろうかと思うのです。

くれぐれも、ニート推奨とかではないですよ。食べるための糧は要りますからね。

「社会貢献」「日本経済」なんて、一個人がそこまで責任負うことも無いです。個々がそれぞれ社会とためにと考えて行動してくれるなら、そもそも政治家なんか全員失職。

仕事は、自分が食べていければ良いと思うのです。正直、詐欺するくらいなら、家族に養ってもらって無職で、でも他人には親切にしてあげられる人の方が良い気がします、あくまでも個人の感想ですが・・・。

ただ、自分の物差しで、勝手に

「怠けている」「甘えている」

と、他人を非難する人も多い。相手がどれだけ苦しんでいるのかも想像すらせず、蚊帳の外から罵声を浴びせるのは、いとも簡単に得られる「快楽」でしょう。

あ、「働かないふたり」はそんな重苦しい作品ではなく、全体としては、のんびりゆるゆる楽しい平和な感じで、そこが魅力なのです。

この「働かないふたり」に救われているキャラも出て来ますしね。

何のかんの、お父さんエリートだし、何とかなるっしょ、ちなみに守君は妹が寝てる間にマンガ描いて投稿して賞金ゲットしたり友人のマンガのアシスタントでちょっと稼いだり、引きこもり救出してインド連れて行って見事に社会復帰させたり、その辺のカウンセラー顔負けです。

ニート」自称してますが、ニートではないですね。ニートの定義は超狭いんで・・・。

夢を追うためにやむなく無職or家事をしているor介護や育児を担っているorボランティア活動をしているor闘病中であるetc。いずれもニートではありません。

妹が起きてる間は一緒にゲームとかしてるのに、本当に何者?????です。

お読みくださいまして、有難うございました!!