こんにちは、鈴豆です。
「水葵の姫」オリジナルアナログ平安イラストです。
ちぎり絵、というものに憧れて、チャレンジしてみましたが、ド素人の付け焼刃です。これっきりで諦めました;;
袴の色、鬢削ぎ無し、であくまでも未婚の姫、という想定です。
ただ、やはり絵的には地味になりがちなので、若い姫でも緋袴で描いたりはします。
もう、考証うんぬんより、見栄え重視で良いと思います。
そもそも着物の裾はこんなにパリパリと跳ね上がりませんし。
そして、一応「水葵」をイメージはしてみたのですが、葉の形状が全然違います・・・。そして開花時期は8月から~10月らしいです。夏というよりは、初秋?
「水」と付くから夏場、特に梅雨の時期かと勝手に思っていました。
貧困な花知識です本当に・・・
こういう状態です。
イラストも、結婚前の女三宮みたいな、ぼや~んとした姫、というイメージで描きました。あくまでイメージで、「女三宮」ではないですが。
そしてこの女三宮は、すっごく好きなキャラです。
夢の世界でふわふわ浮いてるような感じ。
女三宮は、着物とか食べ物とかにも好みも無いらしいし、多分出世欲とか、贅沢したいとか、そういうのも無さそうなので、
父親の退位後、いくらまともな後見が無いからといって、少しくらいは補助金(???)も出るでしょうし、皇女は独身を通すのが慣例だったようですから、それなりの保護はあったんでは、と思います・・・。
一生、夢の世界でふわふわと生活出来そうな気もしますけど、父院が生活面を心配して、源氏に半分押し付けた感じ?
さらには源氏も「藤壺の宮と血縁だから、もしかして似てるかも??」とチラッと期待して了承。そして、全く似ていないって勝手に失望。勝手すぎるぞ。
顔も見ずにの結婚ですから当時は大変ですね・・・。
まぁそれはそれでいいや、とお人形扱いしておいて、柏木との密通がばれたら(これだって柏木が女房に手引きさせての夜這いで、女三宮悪くないのに)、女三宮をいびり倒して、病気→出家ですから。
源氏物語にはまともな男は出てこないんかーい!!まともそうな夕霧だって最後は、う~ん。優しい朱雀帝(朧月夜が浮気してると知ってて、文句ひとつ言わないとか)も、子育ての能力(というかこの時代の男性、しかも帝!!がどれほど子育てに参加してたんだろう)はう~ん、自分といくつも違わない弟と結婚させるとか、う~ん。
女三宮が良い!!と言ってた柏木に、代わりに女二宮を、って差し出すとか、え~。代わりって何だよ・・・。柏木だって
「同じ姉妹なのに、何でこんなにつまらない方をもらちゃったんだ」とか酷すぎ・・・。兄弟姉妹って、比べられちゃうんですよね。これは現代でもそう思います。きょうだいというものは時に非常に残酷です。
「あさきゆめみし」の女性キャラはみんな魅力的、雲居の雁も好きですね。
子供を7人も8人も産んでて、なおも「若々しくて愛らしい」らしくって、これは、美魔女ブームな今でもすさまじい偉業です!
そして夕霧の浮気(浮気ったって相手は「皇女」ですから、普通の浮気とはわけが違います)後の切れっぷりとか、現代でも本当共感できますね。紫の上のようにただただ耐え忍ぶのではなく・・・。
ただ、これも立派な実家があっての事。これは現代でも、
「頼れる実家が有るか無いか」ってものすごく、特に女性の場合、そして特に特に子持ちの場合はこれが非常に重要になってしまっているのが現実だと思います・・・。
これは深刻な社会問題ですね。「実家からの援助がある」のを前提とした子育て政策とか、おかしいなぁ、と思います。孫への教育費補助は非課税にしようとか。祖父母に育児させて、母親もフルで働けよ、とか。
何にも助けてもらえない人は、子供を諦めるしかなかったりするんですよ。
あんまり言うと政治批判になりそうなので止めておきます。
お読みくださいまして、有難うございました!!