鈴豆そうさく日記

自作イラストやドールドレスの紹介、日々の片付けや独り言などゆるゆる綴っていきたいです。

「医薬品副作用被害救済制度」というCMを見て

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こんにちは、鈴豆です。

もう今年も残りわずかですね。毎年の事ですが、おせちとか年賀状とかの話題が出だすと、すごく焦りみたいなものを感じて嫌な時期です。

もう、自分の体調がこんな事になって、半年以上経ちました。

イラストを描くどころか、普通にお出かけしたり、映画を観たり…そういう当たり前の事が、もう二度と出来ないんじゃないかという不安の中にいます。

最近よく、

「医薬品副作用被害者救済制度」

というCMを見かけて、

私としては、病状がこうなった原因となる薬剤はこれだ!!というのがあるんですが、調べて見ましたら、この救済制度に該当する症状は

入院を必要とする重い症状が出た時

障害が残った時

亡くなった時

等、非常にハードルが高い物でした。ドライアイは一生治らないので、強引に「障害が残った」に当てはめることは出来るかもしれませんが、やっぱり無理があるかな。失明レベルまで行かないと。

そして、該当の薬を服用しているときに、他の薬も飲んでいたり、サプリを飲んでいたりするだけでも、本当にその薬が原因なのかの判別が難しくなるのだそうです。

サプリもダメとか…ちょっと無茶ぶり;;

【はじめての方へ】医薬品副作用被害救済制度の特徴と申請方法|LIFULL介護(旧HOME'S介護) (homes.co.jp)

何という薬剤か、名前を出したい気持ちはあります。ただ、その薬だって、必要な人、有効性があるから承認され、それなりの安全性も証明されたから存在するのであって、薬そのものが悪いというより、私には決定的に合わなかった、と言う事です。

薬の名称は「A」とします。

Aは、所謂「メジャートランキライザー」に分類される「抗精神薬」で、主に統合失調症双極性障害に処方されます。うつ病単体の場合は対象外らしいですが、他の抗うつ剤を服用している場合は、補助としてOKなようです。

Aは、眠くなる作用が強いので、私には眠剤の代わりに処方されたんですね。

ですが、通常の睡眠薬で全然効かなかったとかならともかく、確かに昨年の春先からコロナ禍の不安で眠りが不安定になっていて眠りにくい事はありましたが、睡眠薬で全然眠れない、って事はそれほどない状態でした。

私はてっきりAを、「抗うつ剤」だと思っていて、「鬱の症状を和らげることで眠りやすくするためもの」と信じていました。

今年の初めから4月の終わりまでの約4か月間(16週間)服用していました。

だけど、冬が終わり、暖かくなって来ても、気分はどんどん沈むばかり。

また、2月あたりから、風に当たると目が突然開けられなくなるという症状が現れました。これが後に「ドライアイ」の症状であると判明。当時は、花粉か何か異物が入ったのかと思いましたが、花粉にしては時期が早いな、って思ったのを覚えています。目が乾くからとっさに目が閉じるんですね。自転車に乗っててこれは怖い。左目だけの事が多かったですが、時に両目やられる事もあって、本当に怖かった。

そして、Aは、抗うつ作用もあるけれど少なく、逆に気分の高まりとかを抑えてしまう「抗そう作用」の強いお薬だったんですね。服用中、どんどん意欲が無くなっていくのを体感しました。便秘も酷くなりました。

恐ろしいのは、Aを服用する方の2~3割が「糖尿病」を発症する事、緑内障のリスクがかなり高まる事、食欲が異常に増して、1年で10キロくらい太る可能性がある事…、これらの情報を目にして、慌ててこの薬を止めてもらいました。先生にはすっごい文句言われたけれど。

幸いと言えるのか複雑ですが、後に目の検査、尿検査を何度も受けることになって、糖尿病も緑内障も発症していない事は解りましたが、あのまま飲み続けていたら…、と思うとゾッとします。

最近知ったのですが、このAという薬は、「抗コリン作用」が強い薬だったのです。そりゃあ、目にも悪影響がでるし、便秘も酷くなるわけですよ…。

私は、コンタクトもしていませんし、仕事でパソコンも使いませんし、確かに睡眠薬抗うつ剤にも抗コリン作用があるので、目がチカチカピクピクする症状は以前からありましたが、比較的湿度の高い環境で過ごす事が多く、電子書籍より紙の本派。ドライアイになるリスクはそこまで多くは無かったと思います。

以前の目の疲れは市販の目薬を差して、ホットアイマスクなどで温めると治まる程度で、長時間パソコンを使えば確かに疲れるけれど、長時間ゲームしたり動画見たりはそれまでは普通に出来ていました。

Aの服用中に、急激に目の状態が悪化したんです。抗コリン作用は、ドライアイの原因にもなります。

私としては、Aのせいで、ドライアイを発症し、鬱が悪化し、鬱が悪化した事で不眠も悪化した…と確信しています。全ての症状が繋がって合点がいくんです。

頻尿発作に関しては、これらの症状が長く続いた事による心身の苦痛や、その他の外部ストレスから複合的に起きたものだとは思いますが。

ただ、他にも薬やサプリメントを服用していましたし、不眠や鬱は元々持っていたものが悪化したもの。新たに発症したと言えるのはドライアイのみ、となると、毎日毎日目が痛いのは本当に耐えがたい苦痛なのですが、流石にこの救済制度からは対象外でしょう。

もしも糖尿病や緑内障を発症していたとしても、他にも薬を飲んでいたなら厳しいかも知れません。糖尿病や緑内障のリスクが上がるのは、副作用として明記してありますし、薬に副作用があるのは当然の事ですし。

それよりは、可能であるならば、Aを私に処方した医師を訴えたいくらいの気持ちです。まず、薬に対する説明が全くなかった。何のために処方するのか、主にどういった副作用があるのか。

ドライアイは想定外でしたが、糖尿病のリスクがとにかく高い事で有名な薬です。これだけでも事前に知っていれば、それまでの睡眠薬から変えてもらう事は絶対にありませんでした。睡眠薬で全然眠れない!っていう状態では無くて、不安定、という程度の状態でしたので。

ですが、もしもこの医師を訴えた所で、勝算はゼロに等しいでしょう。どんな薬にも副作用があるのは当たり前であって、こんな事で(こんな事と言ってもこちらとしては著しく心身の状態を崩して、まともな生活が送れない状態なんですけど)一々訴えられてたら、医者なんかやってられない、というのが実状でしょうし。

そもそも、裁判ってほぼほぼ書面でのやりとりになるので…、とにかく目が痛くて辛い私には、支援者が存在しない限り厳しいです。弁護士を立てても結局自力で書面を作成しないといけない事が多いんですね。絶対にパソコンを使いますし、「アドバイスをくださる誰か」、じゃなく、「私が『口頭で』説明する事を、代わりに書面にして下さるレベルの支援者」です。まぁ、無理ですね。証拠集めだって大変ですし、私の中で全てが繋がるだけであって、Aが全ての元凶か、という立証は本当に難しいと思います。

とにかく、勝ち目はゼロであろう事に、そこまで費用と労力をかけ、人様に協力をお願いする意味が無い。何より私自身のメンタルが持ちません。

こうして、ブログを書くのも必死の状況です。

本当に悔しくて、日々涙するばかりですが、Aはとっくに服用を止めていますし、鬱や不眠は改善、寛解することもあり得ます。ドライアイも、どれだけ時間がかかるか解りませんが、完治は無くても、生活に支障がないレベルに改善する事は可能なはず。まずは眠れるようになる事ですね。眠れない日々が続く限り、目の改善はちょっと厳しいです。

とにかく、絵を再開できる可能性が一切断たれた訳ではないと信じたいです。

今は毎日が余りにも辛い日々で、何故こんな事になったのかと思うと、とても黙ってはいられなくて、記事にせずにはいられませんでした。世界の片隅で呟く程度の声ですけど。

以前は絵を描けていた事や、コロナ前までは楽しくお出かけ等も出来ていた事、今となっては夢の日々です。

冬場は気持ちが沈むのは毎年の事ながら、暖房が必要になってから、目の乾燥がひと際辛くなってきて…。

端から見れば、さぞ私が怠けている様に見えるでしょう。ですが、今の私は、耐えがたい苦痛に耐え、必死に戦っている状況であることをご理解いただけましたら幸いです。

とにかく療養に努めます。失ってみて、健康の有難さがどれほどのものかと思い知られます。どうか皆様も、健康を当たり前と思わずに、大切にしてください。

辛気臭い内容で申し訳ありませんでした。

長々とお読みくださいまして、有難うございました!!