こんにちは、鈴豆です。
柊あおい先生「耳をすませば」から月島雫の版権アナログイラストです。
「耳をすませば」というと、ジブリで大ブレイクしましたのでご存知の方も多いかと思いますが、
こちらは原作の方のイメージで描かせていただきました。
使用画材:カラーインク・透明水彩
カラカラに乾いてしまった水性ペンのペン先を、カラーインクに一晩位浸しておけば、フェルト芯がインクを吸い込んで、一時的にかとは思いますが、ペンが復活します。
そうやってインクをしみこませたペンをセットして、スポイトみたいなので吹くと
広範囲は難しいですが、スポット的に色を吹き付けることが出来ます。
こういうやつ・・・、名称が解らないんですけど・・・
これなら、コンプレッサーもエア缶も不要です♪
でも多分、「白」は無理かな?絵の具ではなくて、インクのようなサラサラしたものじゃないと難しいかと。白が使えたらすごく嬉しいですが。
インクもアルコール系マーカーも、発色は良いのですが、
どうしても「退色」が心配なのと、
カラーインク販売終了!!??なんで、もうあんまり使うことは無いかな・・・?
背景は、100均の、プランターに立てるピック?(名称が解らず済みません)、を乗せた上から、ペンのスプレー、場所をずらしてスプレー、の繰り返しです。
「耳をすませば」感想
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「星の瞳のシルエット」とは作風がガラッと変わったんですね。
200万乙女のバイブル、ドキドキ☆ドリーミィラブ路線とはうって変わって、話の系統も絵柄もがらりと変わりました。
「本が好きな主人公」「図書館通い」「貸出カードから始まる出会い
(貸出カードに名前を書くとか・・・今無いですよね、今や、というか随分前からバーコード管理、おまけに自動読み込みのセルフ貸し出し!!すごく便利です、助かってます!!)」
等、ちょっと上級者向けというか・・・、私も含め、ガキンチョ、もといお子様方のハートをわしづかみと言う訳には行かなかったのか、たったの4回!!で打ち切りに・・・。
伏線回収が殆ど出来なかった、と柊先生もおっしゃってましたね。
商業誌は、どうしても作者の意思より読者の投票が絶対になりますので、描きたいものが描けない、という苦悩に陥るものです。今はどうか解りませんが、当時は本当にそうだったでしょう。
私も、「星の瞳~」にドはまりしてたもんで、え、何か違う、って思ってしまってました。コドモだったんで・・・。
ですが、後年、巨匠・宮崎駿の目に留まり、ジブリ映画化、大ブレイクです!
どこに宝が埋もれているのか解らないものですね。宮崎先生から飛行船に乗りに誘われたとか・・・、何て夢があるんでしょう!!
その後も続編が出たり「猫の恩返し」(というか半分は猫の恩をあだで返し・・・なような気も)とか、大活躍ですね。
独特の世界観なんですよね、背景フリーハンドとか、最近はよく見る手法ですが、当時は珍しかったんじゃないでしょうか。
猫の図書館(続編に登場)の独特な、ファンタジックな優しい感じ・・・、「地球屋」「猫のバロン」とか、いわゆる王道「学園ラブコメ」だとなかなか出てこない発想ですね。いや「学園ラブコメ」も好きですよ。良いなぁ、青春!!って今なら思える・・・。若いときは、自分が「明るい学園ラブコメ」生活と無縁だったためか、ちょっと拒否反応があったりしたんですよね(T_T)。
ともあれ、「名作」というものは、その当時は認められなくても、いずれは誰かの目に留まる、という事かなぁ、と思わせてくれた作品です。
お読み下さり、有難うございました!!