こんにちは、鈴豆です。
「紅葉と貴婦人」オリジナルアナログイラストです。
使用画材:カラーインク・透明水彩・マーカー・不透明水彩(背景)
昨今はもう、9月って「夏」ですけど、気持ちだけでも秋~!!
紅葉の季節には早いですけど;;そして胸飾りや髪飾りも紅葉に統一するんだったなぁ、とは思いつつ、ロココっぽいドレスは好きです!!
ウェディングドレスのカタログだと、上半身はビスチェが多いですが、ドールドレスとかアンティークドレスとかは上半身にも布がある~。後、ロリータ服とかも、自分では絶対着れないけど、見るのは凄い好きです。目の栄養です!!
ところで「お姫様の絵」というと
高橋真琴先生が有名だと思います。
高橋真琴先生「少女ロマンス」より
お花と美少女!!乙女の夢の結晶ですよね。高橋真琴という名前を知らなくても、この方の絵を一度も見たことないって方は少ないのではないでしょうか?
高橋先生が少女誌を彩った’70年あたりは、私も生まれていないですし、リアルには知らないですけど、最近こういう絵柄の方増えてて、乙女の絵!!が復興してる気がします。
少年の絵だってこんなに「オトメン」!!そして、98年作品!!今でもご健在で活躍されているようです。原画展、行きたい~~~!!!
この、「瞳の中に星」というのを初めて描かれた方らしいです。そして、この「星」、結構難しいんです。デジタルだったら、一つブラシ作っておけばポンポンですけども・・・
真っ直ぐな細いホワイト線を放射線状に入れる、本当に結構難易度高いです。
美しい・・・、宝石の散りばめられた花模様のドレス~~~!!!本当に乙女の永遠の夢です。
そして、繊細過ぎるが故、先生の筆は結構遅いことで編集部でも有名だったらしく、「付録」はとても少ないとか(連載中に「付録」の仕事まで来るとすっごい大変なんだそうです)。
プロ絵描きを目指すなら、老若男女描けないとダメ!!ってよく言われますし、そりゃ描けた方が良いとは思います・・・が
「少女絵」だけに特化したプロ絵描きの方は現実いらっしゃいますし、得意なもの好きなものをとことん追求したって良いかと。
男性は・・・お姫様を描くなら付属品(汗)として王子様が必要な事もあるでしょうし、描かざるを得ないことも勿論あるでしょうが(絵本の作画なら、王子様も描かないと厳しいでしょう);;
それから、実は恥ずかしながら、つい最近まで
「高橋先生が男性」である事を知りませんでした・・・。
てっきりこっきり、女性かと。いや、「異性」って描きにくいものですし・・・こんなに乙女の夢の結晶を美しく繊細なタッチで描き出す方が戦前生まれの男性とは~~~(時代的に、「軟弱者!!!」とかありそうなイメージで)!!!
同じく「少女絵」作家として有名な「内藤ルネ」先生も男性、お二人が師事していた「中原淳一」先生だって男性です。
女の子しか描かないからって絵描きとして2流3流とは決めつけられないものだなぁ、と。勿論、イケメンや美少年だって描けるようにはなりたいですが、今描きかけの絵で、下絵の段階で顔つきが男らしくなってきたので、もう、男性と思って描き進めていたら・・・
「仕上がっても男かよ」ってなって、急激にテンションが落ちて来てるのに自分で笑えました;;
子供の頃、塗り絵ブックとかでも、女の子だけ塗って、男の子は真っ白でしたね~(;^ω^)。
好きなものだけ描いて何が悪いかと開き直って、これからは楽しんでいきます!!
お読みくださいまして、有難うございました!!