鈴豆そうさく日記

自作イラストやドールドレスの紹介、日々の片付けや独り言などゆるゆる綴っていきたいです。

苺姫メイキングその5:絵師35歳限界説?

こんにちは、鈴豆です。

苺姫メイキング続きです。

suzumame.hatenablog.com

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髪の毛をツヤツヤにしていきます。苺に被ってる部分は避けながら塗るので大変ですが、とにかく髪の毛がツヤツヤになると満足な私としては一番好きな作業です。

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黙々と黒髪にして行きます。汚れが飛ばないように気を使う部分でもありますが、特に解説するような事も無い作業なので文字数が稼げないのは辛い所。

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大体黒髪になりました。白い花や肌に隣接する部分は汚れが飛ぶと困るので、最後に入れます。

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細部を整えて、ぼやけた主線を鉛筆でなぞりました。地味すぎる作業で、本当に全然文字数が稼げません。

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姫君に少しメイクして、ホワイト入れて完成です。次回スキャン取ります。

苺があんまりリアルに出来なかったのがちょっと心残りです。苺の粒々、もっと密に入っているはずが随分省略してしまったので…、でも粒々描くのちょっと気持ち悪かった…、イチゴ鼻とはよく言ったもので、粒々が本当に鼻の角栓に見えてきて(;一_一)。

GW中には一歩間に合いませんでしたが、まだ苺の時期はギリギリ逸してないと思います。とりあえずやれやれ、で。

イラストが完成に近づくと嬉しいんですけど、次の絵の下絵が固まってないとあわあわあわ…、と焦る気持ちにもなります。本当に今年入ってから絶対モチベーション落ちてる…!!全部鼻炎と酸欠のせいにしたいですけれど。

絵を描く気力が湧かない時は、もう開き直って遊んじゃおう、もしくは寝ちゃおう!!って言いますが、それも2,3日ならそういう事もあるさ~、なんですけど、1週間2週間、一か月と続いてくると、私はどうしてしまったんだろう、って焦りと恐怖に包まれるのですよね。そして再び訪れる「私は絵を描くのが実は好きではないのではないか」という疑問…。

8年穴に潜って、再び戻ってきたからには、好きではない、って事は絶対に無いとは思います。が、気持ちが落ちてしまってどん底まで行ってしまえば、年単位で復帰できない可能性はやっぱりあるのです。前歴があるから。

大分前ですが、Twitterで「絵師35歳限界説」みたいなのがバズってたらしいです。私はそのソースとなるtweetを見ていないけれど、でも、あ~、そうかも…、って思っちゃいました。

勿論、プロ作家の方の限界が35歳なんて事は無いはずです。むしろ一番脂がのってる時期なんでは。ここでのプロ作家とは絵だけで生計を立てていて他では働いていないレベルの人を指します。プロの定義は色々ですから100円でも稼げばプロはプロですけど、ここでは厳しめの定義で。

で、他で働きながら二足のわらじで絵を描く、これはもの凄く気力も体力も要します。20代の内なら無敵の体力で何とかなるかもですが、30代半ば、体力はガクッと落ちます。それに、絵を描き始めたのが何歳かは人それぞれでしょうが、20歳くらいから本格的に絵の活動を始めたとして、15年です。15年活動して、絵一本に出来ないと言う事はそれほど成功は出来ていないと想定できます。

勿論、絵一本に絞れるだけの収入は得ているけれど、社会的安定のために外での仕事を敢えて辞めない方もおられるでしょう。その場合は、前述の、「体力の限界」を迎える可能性が高いです。社会的にも責任が出てくる頃ですし。

そして絵ではそれほど収入を得られていない場合、そうなると

「何のために自分は絵を描いてるんだ」

となってくる訳です…。絵を描くのは好きだから、楽しいからとは言いましても、苦しみの伴う楽しみです。ディズニーランドに遊びに行くのとは根本的に違うんです。本格的に真剣に長く取り組んでいる事であればあるほど、認められたいと思って当然です。

だけど現実にはそれが叶っていない。周りからも「いつまでそんな事やってるの~」って偏見の目にもさらされてくる。そうすると、別で働いているなら、絵なんか辞めちゃっても困らないし、休みは遊ぶだけにした方がずっと楽、ってなります。私の空白の8年間がまさにそう。休みはゲームしてアニメ見てマンガ読んでカラオケ行ったり…、本当に楽でした。何で絵を描くなんて苦しくて辛い事をあんなに必死にやってたんだろうって本気で思いました。

だけど、心の穴はずっと塞がらなかったんですね。何だか無駄に人生生きてるような虚無感と言うか…。

だけど、がむしゃらに頑張って頑張って、心を壊すような事だけは避けたいと今は思っています。

亀さん上等!絵を一生の友にして行くには上手い事休みを挟まないといけません。

辛い時は、「あ、今は辛いんだな」、と認めてあげる。辛い事も含めての「絵を描くのが好き」です。辛さを受け入れる、辛い時は描けない事を自分で認めてあげる。これは簡単なようで非常に難しく、私もこれが今出来ていません。だから苦しいです。自分を責めてしまいます。

「絵師は3日絵をサボったら人権停止」、こんなのを真に受けていたら本当に「絵師は35歳が限界」になるでしょう。たとえどれだけ無為の日々を送っていても、いずれ必ず絵が描きたい!!ってうずうずしてくるはずです。

焦りは禁物、辛い時は心が疲れているんです。体が疲れていれば休むのが当たり前なのですが、心が疲れて休みたいと思うと甘えだとか言われてしまうんですね、体も心も同じことなのに。

35歳が限界だと言うのは、多分完璧を求めるからです。目が見えて、手が動くうちは限界なんて無いはずです。心の緊張を解いて、ゆるっといきましょう。

…って本当、自分が出来ていないんですけども。

皆様もくれぐれも無理はしないよう、健康第一で行きましょう!!とりとめもない文章で済みません。

それでは、お付き合い下さいまして、有難うございました!!