鈴豆そうさく日記

自作イラストやドールドレスの紹介、日々の片付けや独り言などゆるゆる綴っていきたいです。

花魁風イラスト進捗状況:坂本真綾「プラチナ」

こんにちは、鈴豆です。

花魁風イラスト続きです。

suzumame.hatenablog.com

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メイン着物の色を入れていきます。「色辞典」の濃い紺色でですが、「色辞典」は硬いことでも有名だったりしますので湿気が高いと・・・乗りません。

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あまりに高湿度ですと、紙が凹むだけで、色が乗らないという惨事になりますので、この辺で着物は保留にしつつ、背景の方に入ります。背景は三菱880系(思い切り学童用です)の「あか」「べにいろ」をベースに、濃い部分はユニとかカリスマカラーとかホルベインとか少しお高いけど柔らかくてしっかり色が乗るものを使います。

硬め色鉛筆が好きですが、どうしても濃い部分は、お高めライン(高い色鉛筆は柔らかいのが多いです)に頼るしかない・・・ですね。柔らかい色鉛筆は、細かい部分は塗りにくいんです、グニュっと潰れる感じ・・・。

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なんかもう、終わる気がしなくって、何度放り投げたくなった事か・・・。湿度がマシな時に、着物の方も塗り進めます。

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色鉛筆は、とにかく時間が・・・かかります。水彩ですと逆に手早く塗らないとムラになっちゃったりもあるのですが、色鉛筆は一気にザバッとは塗れないので、致命的な失敗は少ないですし、使用中の色鉛筆をまとめておけば、ちょっと時間がある時に5分だけ、10分だけ作業することも出来るのは大きなメリットですが、時間がとにかくかかるというのがデメリットでしょうか。

それと、色鉛筆自体が劣化して使えなくなる、って事も、今まで経験が無いです。チューブの絵の具やマーカーはこの8年で随分ダメになってました;;

心が折れそうになる時の応援ソングといえば、これも大好きです。

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カードキャプターさくら」のOP

坂本真綾さん「プラチナ」

今回の絵とは「コネクト」に続き、またしてもこれでもかと言う位全く合ってはいないのですが、

「信じるそれだけで 越えられないものはない」

「限界のない可能性がここにある この手に」

のあたりとか、涙がじょわぁ~~~、っと来るのです。

そしてこの曲も難しい・・・、出だしが絶対遅れてしまう・・・;;

カードキャプターさくら」は昨今の魔法少女物(ああいう、フリフリ衣装を着て戦う系)のはしりじゃないでしょうか。サリーちゃんとか、魔女っ子物は昔からありましたけど。

この作品とか「十二国記」とかがNHKで放送されるっていうのが当時かなりセンセーショナルだったような。「十二国記」って、なんと、20年以上になるんですね(連載開始1991年!!28年も経ってるんですか、ひえ~~~!!!)・・・、今でも新刊が出たら大騒ぎになるくらいの大人気です。山田章博先生の超美麗絵がまた何とも言えない!!!

私は、「風の万里 黎明の空」のシリーズが好きでしたね・・・、3人の少女の成長の物語(陽子、水戸黄門みたい・・・鈴と祥瓊(しょうけい)が助さん格さん状態・・・!!)。

「また女が王になって不満なのか」みたいなセリフがあったように思うのですが、あの世界観(夫婦でお祈りすれば、木に子供が成る・・・)で男も女も無いような気もしますが、「遊郭」が存在するんですよね?「海客」のもたらした文化か???

気分転換しながら、ひたすらチマチマ進めます。

次回へ続く・・・。

お付き合いくださいまして、有難うございました!!

「薄紅の天使」オリジナルアナログイラスト:ブログ開設7ヶ月になりました

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こんにちは、鈴豆です。

「薄紅の天使」オリジナルアナログイラストです。

使用画材:カラーインク・透明水彩・マーカー(髪)

フリフリのドレスは楽しいです、テンション上がります!!マーカーだと、明るい色の髪もツヤツヤにしやすいですし。

そういえば絵を再開してから天使、描いてないですね。翼とか羽があると絵も華やかになりますし、天使や妖精も描きたいです。描きたいものはいっぱいあるのですが、作業が間に合わない・・・、だけど描きたいものがいっぱいあるのは幸せな事だと思ってます。

おかげさまで、ブログ開設から7か月になりました。ここまで毎日更新出来てるんですから、頑張ってる~~~って自分で思うことにします。

正直、年内いっぱいは積極的な活動は出来ない・・・と思うんですよね(展示会参加とかイラスト集作るとか等)。いつ呼び出しかかるか、泊まり込みとかで家を空けないといけなくなるって可能性もあり、自宅にいないならアナログ絵は描けないし、ブログ更新さえ危うい・・・という状況です。数日分は先に書いていって予約投稿にはしてるんですけども。なので、タイムリーな話題が出せなかったりするんですよね;;

もしも数日ブログがとだえる事があっても、あ、家に帰れてないんだな、と言うことなんで。スマホからブログを書く方法が解ってなくって・・・何か緊急事態が発生した時はTwitterでご報告するかと思います。

絵はまだしばらくありますし、今は絵を描くのが楽しいです。辛い事があっても、絵を描いている時は少し心が落ち着いたりとか。子供の頃、病気しててもノートにマンガ描いてると元気になったりしてたなぁ、とか思い出すと、出来栄えはともかくとして、やはり私は絵を描くのが好きだったんだなぁ、ってしみじみするんです。

ブログはちゃんと毎日書くのが理想なんですが、夏休みの宿題を8月30日辺りから泣きながら始めていた私にしては、先に余裕をもって書いておく、というのは大きな進歩かも・・・??勿論、宿題とブログは違いますけどね。宿題は強制されるもので、ブログは好きで書いてるんですから。

とにかく欲しい画材がありすぎて、どれだけ金かかるねん、という状態です。キラキラ絵具とか、絵墨とか絵の具自作できるメディウムとか・・・グリッターでラメラメとか、し、したい!!!原画で見るなら、キラキラしてる方がやっぱり栄えますよね~。

勿論、画材に頼らず、鉛筆一本で緻密に描き上げられている絵などはやはりオーラを感じますし、ペン画というのも良いですよね。基本モノクロでポイントにだけ色入れるとか~。紙も他のも試してみたいですし。額とかも・・・、うわわわわ、現状では金かかるばっかりで罪悪感もあるんですけども、何かしら活動するには、お金はかかるんですよね~。こればかりは、仕方無い。

人はパンのみにて生くるものに非ず

です。

米があれば良い、という意味ではないですよ(「聖☆おにいさん」より)。

・・・って調べたら、「精神的潤いを大切に」という意味ではないんですね・・・。いや、でも精神の潤いは大事です。

今のモヤモヤが晴れたら、あれもこれも~~~!!!って、やりたいことはいっぱいあるんで、これからも絵を描くのが楽しい、という宝物を失わずに行きたい(生きたい)と思ってます。

お読みくださいまして、有難うございました!!

「我が身をかふるものならば」スキャナ画像再アップ:紙の凸凹に泣く・・・

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こんにちは、鈴豆です。

「我が身をかふるものならば」スキャン画像再アップです。

 

suzumame.hatenablog.com

 こっちのほうが「千古」より前でした;;

この絵は使用した紙が「ホワイトワトソン」で、いつも使っている「アルビレオ」よりも紙の凸凹がハッキリしてるので、スキャン画像も顔のところにクッキリデコボコの影が出てしまって・・・

今回は

blawat2015.no-ip.com

こちらの記事を参考に、逆向きにスキャンしたものを「比較(明)」合成しました。

ただ、元絵がA4より大きいので、2回に分けて合成したものを二組用意しても、合わさらないのです・・・、端の方は、かなりズレている、何で???平たい絵を平たくスキャンしてるだけなのに・・・。

ともかく、顔以外はボコボコしてても気にならないのと、顔だけなら綺麗に重なったので、合わさっていない部分は消しゴムツールで消しました。

一枚の絵を取り込むのに何回スキャンしただろうか・・・;;

ちなみに、コンビニ(セブンイレブン)スキャンで取り込んだ絵の顔アップ

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コントラストが異様に強くて、色は鮮やかなんですが、紙の凸凹が完全に消えている代わりに、グラデも見事に飛びました・・・( ゚Д゚)!!モニターを斜め下から見上げるとグラデが潰れているのが解ります(泣)。

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新しくスキャンしなおして合成処理したものがこちら。ちょっと明るすぎたかも・・・ですが、紙の凸凹を完全に消すと不自然になりますので、質感としてはこんな感じでしょうか。

紙の凸凹を拾うのは高感度スキャナ故かもですけど、写真で撮った時はここまでボコボコしてないんで・・・。スキャン後の加工には他のアナログ絵描き様も苦労されているようです。紙が細目水彩紙かケント紙とかならば大丈夫かもですが、細目ラインのある水彩紙は少ないのと、細目になると「表面強度」が落ちることが多いんですね;;同じ種類の水彩紙でも、中目なら大丈夫なのに細目だとマスキングに負ける、とか。

水彩紙比較ではやはり評価の低い「アルビレオ」ですが(やはりグラデが難しいと)、中目としては表面の凸凹が少ないと書かれているので、色鉛筆メインならアルビレオ私は良いと思います。紙選びも難しいですね~~~;;

ケント紙も試してみたいですね。ケント紙はパステルが定着しにくい・・・みたいです。一応ケント紙も水彩OKみたいなのですが、ぼっこぼっこに波うちしそうで・・・、水張をしっかりやれば大丈夫なのかなぁ。色鉛筆絵でも下塗りは水彩で入れておいた方が楽・・・ですね。

色々試行錯誤しながら創作を楽しみたいです♪

お読みくださいまして、有難うございました!!

「萩姫」色鉛筆&鉛筆オリジナル平安イラスト:平安姫の髪の長さ

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こんにちは、鈴豆です。

「萩姫」色鉛筆&鉛筆平安イラストです。

使用画材:色鉛筆・鉛筆・透明水彩(下塗り)

萩の花の花期は7~10月・・・うっかり逃してしまいました。もう11月!!忍び寄る年末・・・。年末って気ぜわしくって・・・苦手です。10月の下旬まで全然シャツ一枚で行けるくらいの気候だったから、全然年末が近づいている感が無かった!!

後ろ姿からの見返り姫は、髪がしっかりかけるので楽しいです。平安姫は基本髪飾りなし垂髪なのが良いですね!!

日本の髪型の歴史、的な本では、9割方、日本髪のバリエーションで・・・。日本髪は確かに芸術だとは思うのですが、絵にするには非常に描きにくい・・・のは私だけでしょうか。

私としては、結髪なら飛鳥奈良時代当たりの髪形を解説して欲しいのですが・・・。古代中国の髪形もすごく不思議で、色んなバリエーションを見てみたいです!!おそらく、地毛だけでは出来なくて(長さと言うよりは毛量的に)、付け毛使用なのかとは思いますが。

人間の髪の伸びるスピードと発毛サイクルから言って、平安時代の姫でも、「身の丈を超える」長さになるとは考えられない(通常は1メートルくらいまでしか伸びないらしい)ので、付け毛を使っていたのでは?という研究もあるようですが、タイムマシンに乗れるなら、平安時代に行ってそのあたりを覗いてみたいかも・・・。いや、深窓の姫を覗き見は出来ないか~;;

ただ、中国の「髪長族」でも身丈位の方はいらっしゃるし・・・

jisin.jp

髪をブラッシングして結い上げるのをショーにして観光客を集めるらしいんですが

「自分がやってて言うのも何ですが、人の髪を梳かすのを見ることの何が楽しいのでしょう?」

っていう当人のインタビューにじわじわ来ました。いや、結構見たいです、そのショー。

現在の日本人の髪は、合成洗剤みたいなシャンプーで洗い(安いシャンプーの洗浄力は凄いので、襟や袖の汚れ落としに良いと聞いたので洗ってみたら本当に奇麗になりました!わざわざ襟袖汚れ落としようの洗剤買ってたのですが不要に!!)、排気ガスなどを日常的に浴びているので、あまり質が良くなくって、やはり自然な生活をしている、アジアの奥地くらいの方の髪の方が良いらしい・・・です。

もしかしたら、平安時代には洗剤なシャンプーも排気ガスも無かったわけですから、姫君の髪質も良かったのかも??

蜻蛉日記」だったかと思いますが、養女の髪が身丈に4寸(12㎝位?)も足りない、栄養が足りてないのね。とか何とか言うシーンがあったような。とすると、やはり姫君の髪は、身丈くらいはあるのが通常、と言うことでしょうか。

源氏物語」でも、女三宮や末摘花の髪が身丈より1尺(約30㎝)ばかり長くってとかあった・・・気がします。絵巻物とかは勿論美化して描いてあるかとは思いますけども、当時の文献でこういう記載があるんならばそうなのかな?

現代でも解読されていない衣装とかも多いそうなので、本当、平安時代を覗き見してみたいです( ^)o(^ )。

お読みくださいまして、有難うございました!!

花魁風イラスト進捗状況:やっと色鉛筆のターン

こんにちは、鈴豆です。

花魁風イラスト続きです。

suzumame.hatenablog.com

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メインの着物の下塗りしていきます。水彩色鉛筆で塗っては水でぼかすの繰り返し。細めの水彩紙とかケント紙でしたら、下塗りはしなくても良いかもなんですが、中目水彩紙ですので、下塗りしてないと、凹の部分に色鉛筆の色が入らないので、ボコボコした画面になります。勿論、そのボコボコを活かした作品もありますが、出来れば滑らかに塗りたいので・・・。

私は、完全に「色鉛筆感」を消したいわけでは無くって、色鉛筆であるのは解る、位のテイストで、と思ってます。

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大体全体に下塗りが入ったので、ここから色鉛筆のターンです。

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まず、肌の色を入れました。肌が一番難しい、どうしても水彩絵の具で肌のグラデーションが綺麗に出せず・・・、色鉛筆好きなのは、肌が塗りやすい、という面でもあります;;

以前は受けを狙って、不自然な巨乳を描く事も多かったですが、自分が不自然に感じるなら今後はなるべく描かないように・・・と思ってますが、今回は、

「妖艶」「色気」

がメインテーマなので谷間、頑張りました(堂々と言う事では無いような・・・)!!

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襦袢の赤色も入れていきます。花魁はよく、髪に「腰紐」みたいなのを巻いてますので、その絞り模様みたいなのも入れました。縮小写真だと解りにくい・・・。

ちなみに今回のテーマカラーは

赤と黒

のつもりです。

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メインの着物の色を入れていきます。本当は「黒」にしたかったのですが、濃い紺色で。とにかくこれを描いていたのは梅雨~夏の時期でして・・・、もう湿気湿気湿気・・・湿気に泣きました。湿度が高いと、色鉛筆は色が乗りにくいです(水彩色鉛筆は除く)。濡れた紙に色鉛筆で塗るような感じでしょうか、多分色乗りません。

(どういう訳か、去年買い替えたエアコンが、除湿の機能が妙に弱くて・・・、前のエアコンだとドライ運転にしたら80%位あった湿度がみるみる50%位に落ちてたんですよね。ただ、寒いくらい室温も下がりますが「再加熱方式」とかで二重に電気代かかる位なら、寒いくらいで良いです。)

これが、所謂プロ用の高級色鉛筆なら色が乗るかもしれないです。高級系は柔らかいものが多いので、混色や重ね塗りがしやすいというメリットがあります。

ですが、私はそういう柔らかめの色鉛筆が何となく苦手でして・・・、どうしても濃く塗りたいときに補助的にそういう柔らかめの色鉛筆を使ったりはするのですが、メインは三菱880系(思い切り学童用)とかトンボ色辞典位の硬めが好きです~~~!!!芯が細いですし、細かい描き込みがしやすいので。

凄く中途半端な状態ですが・・・、次回へ続きます~!!

お付き合いくださいまして、有難うございました!!