鈴豆そうさく日記

自作イラストやドールドレスの紹介、日々の片付けや独り言などゆるゆる綴っていきたいです。

働きたくないから作家になりたい

こんにちは、鈴豆です。

もう年末までのカウントダウンが…。

11月初め頃の「年賀状発売スタート」位から、個人的にうはぁ~、っとなり始め、街中がクリスマス一色になる頃にドドーンと落ち込み、25日夜に一気にスーパーが正月仕様に変わった時に、もう心が固まってしまいます…。

年末年始なんてこの世から消えれば良いのに…。

12月31日から1月1日に変わる時、たったの一日日付が変わるってだけなんです。

どうしても納得出来ないのが「一番早い時間に初日の出が来る場所がパワースポット」とされてる事。

それで行くと、世界で一番初日の出と言うか日付変更線に近くて一番早くお正月が来る国に一番パワーが集まって、アメリカとかはほぼ最後だから運気が最悪なハズ。でもそうじゃないでしょ??

でも縁起だなんだって、根拠が無いだけに「否定する根拠」も無いから、漠然と気になる。気にしても仕方が無いしどうしようもない事が漠然と気になる、と言うのが大嫌い(誕生日や姓名などの占いとか、自力で変えられないでしょ?)で、良く解らない「縁起」というものが終結するお正月って苦手なの。

それはどうでも良いんですが、私は「働かないふたり」というマンガが結構好きで、癒されています。

ニート兄妹とそれを取り巻く周りの人たちのほのぼのストーリーです。

これを読んでると

「働かない=悪」

とされている世間の常識の方が間違っているような気がしてくる。

でも先日、とある人生相談で

「働きたくなくて10年ほど働かずに何とかしのいできたが、周りもうるさいしお金もない。でもどうしても働きたくないから同人作家を目指して活動をしていたが、全く稼げない。働きたくない、肉体労働は絶対嫌、でも自殺はもっと嫌。もう絶望しか無い」

という内容が。

あ~、解る解る!!って90%位同意したんです。私もそういう時期があったから。

でも、「作家になりたくて、執筆活動の時間が無くなるから働きたくない」んじゃないんですね。働かないための手段としての「同人作家」なんですね。

ん~。それは…同人作家舐めんなよ、と。

正直、作家で稼ぐ方が、普通に雇われて働くよりずっとずっと大変だと思います。

「働くのが嫌だから作家になりました」っていう、かなり有名な作家の方がおられたので、可能性としては0では無いんでしょうけど。

私も絵を売ってお小遣いを得ていた時期もありましたが…

一年の内350日位一日12時間は働いて、稼げるのが月2万前後だったかな。そりゃあもう大変でした。疲れ果ててバイトを見つけて働いたら、

「労働時間は3分の1以下で収入は3倍位」

になりました。雇われて働く方が断然楽。

勿論絵を描くことは私のアイデンティティというかプライドと言うか、そういうお金には変えられない価値があったから、ドロップアウトする時は凄く悩んだし辛かったし悔しかったし悲しかったです。心に「穴」が空きましたし、その穴が埋まる事はありませんでした。

こんな意味の無いブログでも辞めることが出来ないのは「何かを作る」という事を諦められないからなんだろうなぁ、って思います。

でも何かを作ったり書いたりして、それで稼ぐというのは、本当に大変な事。

先日「AIで絵本を作って売る」という検証で、稼げた額を時間で割ると

「時給2円」

という結果が出てました。最低時給が今1000円前後ですから、雇われて働けば500倍稼げるんです。いかに肉体労働とは言え、作家活動の500倍もキツイですか???

勿論、例えば体が弱くて肉体労働が不可能な場合は、ハローワークでそういう相談が出来ないかな?私も立ちっぱなしの仕事で腰をやられた経験があるから、健康を害する可能性を考えれば肉体労働が嫌なのはめちゃくちゃ解ります。

骨折して入院中、同室の方の会話が聞こえて来たのですが、その方は立ち仕事(接客)で膝を壊し、「もう立ち仕事は不可なので会社に申請して座り仕事に回してもらって下さい」と療法士の方に言われていました。

その方は接客が好きなので、事務には回りたくない、と。

私としては、立ち仕事と事務仕事なら絶対!!!!!事務系が良いから、その方の気持ちが100%解るとは言えませんが、自分の好きな仕事が健康上の事情でもう出来ないというのは非常に無念だろうと思います。

ただ、比較的肉体的に負担の少ない事務系と言うのは、そういった事情のある方に回される事が多いので、普通に職探しをすれば、すぐに空きがあるのは立ち仕事、力仕事がどうしても多くなっちゃうのは事実ですね。

立ち仕事でも絶対自分が体を壊さない自信があれば良いんですが…、正直体を壊してしまうリスクを負ってまで働くのが嫌と言う事でしたら、本当に同意しか無い。一度壊した部分は完全には治らない事が多いですし、健康が一番ですから…。

でも食べていけないなら、フルタイムで立ち仕事は大変だから、まずは短時間のバイトでも探して、徐々に様子見しながら、大丈夫そうなら少しずつ時間を増やすとか、その間にもっと楽な仕事を探していくしか無いんじゃないかなぁ。無職期間が長くなればなるほど、職探しは困難になるもの。

でも「働きたくない」って気持ちはめちゃくちゃ解るので、頭ごなしに「ふざけるな」とも思わないけど。

「働かないふたり」

の場合は、あくまでマンガだという事もありますが、現実に存在すると考えても、この兄妹はなんとでも生きて行けると思うんですよ。大黒柱であるお父さんがその現状を容認してむしろ幸せだとさえ感じている。お父さんはそこそこ高収入で、多分東京?に戸建て。持ち家かな??

兄の守君は頭も良くて社交性もあるので、多分働こうと思えば働けるし、妹の事を守ろうという気持ちがありそう。妹も最初は対人恐怖症で引きこもりだったけど、段々普通に外に出られるようになっている。場合によっては短時間バイトくらいは出来るんじゃない??兄が妹を見捨てて逃げた場合は確かに辛いけど、お母さんが言うように、妹の方は結婚すれば何とでもなるという可能性も。

妹は若いし、何といってもそこそこ可愛いという設定です。

ここが男女差別だ、女は結婚すれば仕事から逃げられる云々言われれば、そうかも…?って思わなくはないけど、別に女性が養って男性が専業主夫になるのもアリだよね。そういうケースが少ないのは事実でしょうけど。

ローンの終わっている持ち家があれば…兄が働いて妹一人養う事くらいは可能でしょう。結婚は厳しいけど、別にマシューとマリラみたいに兄妹で暮らしたって良いんだし。

別に働かずとも生活が成り立つ相手に「いや、社会のために働け」「労働は国民の義務だろう」とかは思わないです。羨ましいな~、って思うだけです。実際親が収益物件を持っているから、バイトさえしたことが無い、と言う方も何人か知ってます。うん、めちゃくちゃ羨ましい!!!世の中は不公平だ~~~~、キィ!!!!!

あまりにも常識が無い人には「ちょっと働いて社会性を身に着けたら?」って感じることもありますが…。

別にどうしても無理だったらいつでもバイトなんて辞めて良いのだから、とりあえずどこかに飛び込んでみるしか無いんじゃないかな~。作家で食べていくよりはハードル低いと思うけどなぁ。

でも気持ちはすっごく解る…。無職期間が長くなると「もう自分はどこの社会にも受け入れてもらえない」って恐怖心がどんどん強くなるのです。働くのが嫌と言うよりは、「応募して面接受けて~」というのがすんごく怖い。嫌と言うより「怖い」。

だからコネとかがあって誰かが話付けてくれるとかあれば良いんですけど。無職期間が長いというのも了承の上で。

残念ながら中々そんな話はないんですけど。だから職歴なんて関係ない作家業って、より魅力的に感じるのも凄く解るなぁ。

選ばなければ、健康な体があるのなら、仕事は幾らでもあります。面接不要の所だってあります。どんな仕事であろうが最低時給は保障されています。

とにかく「健康な体」これは本当に一番の資本。ここを失うと本当に選択が狭くなるので…、やれることを無理の少ない範囲で頑張りましょう~。

結論:3億円位降って来ないかな~。

それでは、お読みくださいまして、有難うございました!!