鈴豆そうさく日記

自作イラストやドールドレスの紹介、日々の片付けや独り言などゆるゆる綴っていきたいです。

過去マンガ絵で誤魔化すの回:投稿時代の苦い思い出

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こんにちは、鈴豆です。

「過去マンガ絵で誤魔化す」の回です。

投稿マンガの1ページ・・・古すぎて、トーンが一部黄ばんでます(泣)。

昔は和物は結構少なかったのですが、こちらは時代物。お神楽の資料とか探し回って描いたっけ・・・。

一応賞は取れましたがこちらが批評

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「誌風に合ってない」まぁ、ほぼほぼ毎回こういう感じでした。具体的にどういう批評をされたか、というのを先日質問されたので、参考までに載せておきます。

王道系の少女誌でしたからね。マイナー誌は、デビューの門戸が狭く、また、賞を取れても賞金も大手誌とは一桁違う位だったので・・・、大手誌ばっかり狙ってたのですね。

正直、時代物やファンタジー物では「共感が得られない」と言われてたのですが、私自身が「学園ラブコメ」に全く共感が出来ず・・・、どんなファンタジーよりファンタジーで、それなら初めからファンタジー設定の方が、あり得ない状況が出てきてもまだ納得できるわ・・・という感じで。

今ならあくまで「ファンタジー」としての「学園ラブコメ」も楽しんで読めますけども。自分は所謂、学園ラブコメの世界とは真逆の学生生活でしたので、当時は学園ラブコメにアレルギーみたいなのがありまして、どうしても描けなかったのです。

作者自身が、普通にまっとうな子供時代を過ごしておくのも重要なのかもしれないですが、自分の置かれた状況と言うのは子供からしたらどうしようもない事も多いので。

目先の批評とか賞金とか気にして、自分が納得できない作品を描く事は無いです。自分が納得できなくても、プロであれば描かなくてはいけない事は出てくるでしょう。手塚治虫先生の「鉄腕アトム」、浦沢直樹先生の「YAWARA!」等、作者自身は、本当は描きたくないけど、売れるためには描かなきゃいけないから描いたというエピソードがありました。ですが、それは「プロ」になってからで良いと思う。

無理して描いた作品はやはり無理をした感が出てしまうし、自分で「達成感」が得られないと思うんです。描きたい、面白い、と自分が納得できるものを描くのが一番だし、賞金安くても・・・自分に合いそうな雑誌を選んだ方が良いと思います。マイナー誌すぎると、募集も無かったりしますけど。

現代では、「雑誌投稿」にこだわらずとも、ネットやSNSで発表して、めちゃくちゃ上手いとか面白いとかでしたら、話題になってそこからデビューもあるかもですし。

昔は発表しようと思ったら、「同人誌」で大金はたいて自費印刷してさらにイベントに参加したりで、資金がかかりすぎるし多分経費回収出来る方の方が圧倒的に少数派、ほとんどの方は「赤字」で活動しなくてはならないというのが実情で。

「発表」だけなら無料で出来るって、凄く良い時代になったって思います。それだけに「ライバル」も増えるわけですが・・・。

雑誌投稿にはどうしてもページ制限があり、描きたかった事を描き切れた作品は実の所無くて、今ならネット上で「発表」だけなら出来るのにそれすらやる気になれないのは「中途半端」な作品ばっかり描いてたからです・・・。そりゃぁデビューも出来んわ;;当時のマンガを発表出来れば、それこそ1年でも2年でもブログ更新出来るのに~~~!!マンガってものすごい気力体力必要なので・・・今は描く余力が無いです;;

投稿時代を思い出すと、もう不毛すぎて涙が出て来ますが、そういう失敗の経験も糧に出来るようにこれから頑張ろうと思います。

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ちなみに自動彩色してみました~。「たんぽぽ」さんは、ほとんど色が入ってなかったので・・・「さつき」と「かんな」バージョンです。一部やはり「ノイズ」になっちゃいましたが、「さつき」バージョンでは頬に紅潮が入ってます、おお。それなりに着物にも「影」がついてるし。細かいところは吹き飛びましたけど、無料なんで仕方が無いです。「さつき」さんはモスグリーン系「かんな」さんは紫系が多いかな~。

これからも私なりに創作は楽しんで続けたいと思っています。「楽しい」が最重要!!

お付き合いくださいまして、有難うございました!!