鈴豆そうさく日記

自作イラストやドールドレスの紹介、日々の片付けや独り言などゆるゆる綴っていきたいです。

天使の病気

こんにちは、鈴豆です。

突然ですが、我が家の天使まめたん(オス・8歳二か月半)に病気が見つかりました。

日曜日の夜、かごから出した時にお腹がぼてっと手に当たって、え!!??と思って見たらお腹がえらく膨らんでいて、掴んでひっくり返してみると、胸から下がまるで妊婦さんの様に膨らんでいる状態でした。

カゴを見たら、ほとんどう〇ちも落ちてなくて。

フン詰まりか!!??と思って、色々検索してマッサージして見たものの、少しう〇ちは出たのですが、ネットでフン詰まりでよくあるような、肛門にフンがこびりついて、それが栓をして出ない、と言う状態にも見えず、まめたんも掴まれてギャー!!っとなってるし、これ以上やったらまめたんがショック死するかもしれないと思って放しました。

もう、まめたんはゼーゼーハーハー、掴まれたショックもあったでしょうが、明らかに様子もおかしく、とにかくう〇ちをしてくれ~、と祈るような思いでカゴに戻しました。

朝、カゴを覗いたら、少し大きめのう〇ちが一個落ちているだけ。

朝一番に、以前かかったことのある動物病院に電話しましたが

「うちは基本的に犬猫メインなので…、小動物専門の病院に行った方が良い」

との事。

紹介していただいた病院に連絡して、慌てて連れて行きました。

完全予約制との事で、結局予約の患者さんが全て終わってからの診察になりました。

う~、それなら午前診の終わるギリギリ位に連れて行っても良かったのでは…。

二時間以上もまめたんは狭い虫かごに閉じ込められたままで待つことに。

でもまめたんはずっと大人しくしていました。

元気な時だったら、「出せ~!!!出せ~!!!」と大暴れしまくっていたであろうに、これだけじっとしているなんて本当に体調悪いんだ…。

やっと呼ばれて診察室へ。

一目見るなり先生が

「あ~、腹水が溜まってますね~」

と。

ふ、腹水!!??便秘じゃなく??

そして体重を量ったら、なんと49g!!!

元々、40gも無い位の子でした。60キロ位の人間だったら10キロ以上の腹水が溜まっているようなもの??それは相当苦しい!!!

エコーの結果

精巣腫瘍

との事。便はほとんど溜まってない、食べてないから、便自体が無いんじゃないか、と。

便が出ない、お腹が膨らむ、と検索したら、確かに排便障害というのも出て来たのですが、オスの場合は精巣腫瘍というのが沢山ヒットしたので…、先生が「腹水」とおっしゃた瞬間、あ…、と思ったのです。

ただの便秘であって欲しかった。鳥の場合便秘でも命を落とす危険はあるけれど、一回出してもらって、鳥用の乳酸菌とかお薬を飲めば、治る事も多いようです。

でも精巣腫瘍は治りません。鳥の精巣は体の奥にあるので、手術は不可能だと。それにどんな手術であれ、こんな小さな鳥の手術はハイリスクです。採血すら出来ない。針を刺されたショックで死ぬこともあるし、検査できるだけの血液をこんな小さな体から抜き取る事が出来ないからです。

とにかく腹水が溜まり過ぎていて、エコー画像でも精巣の状態があまり良く解らず、良性か悪性かも解らない、と。良性なら、薬の治療で何年も生きれる事もあるけれど、悪性ならあと数ヶ月だと。だけど、良性ならそれほど苦しい状態になることはあまりない、これだけ腹水が溜まっているというのは…。

ハッキリとはおっしゃらなかったけれど、私も、腹水が溜まっていると聞いただけでこれは相当危ない状態なんじゃないかと感じました。

腹水を抜く処置も出来ないことは無いけれど、数日でまたすぐに溜まるだろうし、小鳥さんの心身に負担がかかってあまり良くない、利尿剤で腹水を尿として出すのと、ホルモン抑制剤で、今女性ホルモンが多く出ている状態なので、女性ホルモンを抑える治療をすることになりました。

精巣腫瘍は、若い頃に発情が多かった、特にセキセイインコには非常に多い病気なんだそうです。まめたんは一年中発情しまくっていたので、正直病気になるんじゃないかと心配はしていました。

とにかく吐き戻しを抑えるために数年前から食事制限とペレット食の追加で、吐き戻しはほとんどしなくなったのですが、お尻フリフリはしまくってました;;

だけどそれも徐々に少なくなって来て、まぁもう年だから枯れて来た(?)んだろう、と思っていたのですが、発情をしなくなったのが「病気のサイン」だったのだそうです。

でも発情したらリスクが上がって、しなくなったら病気というのも難しい所です…。

そして

「この子、鼻の色が薄くないですか?」

と。

確かに、1年前位?真っ青だった鼻が何となくやや薄くなって来たな~、とは思っていたのですが、加齢で男性ホルモンが減って鼻が茶色くなった、という話を聞いた事があり、それも年のせいかな、薄いと言っても、茶色くはなって無くてちゃんと青いし、と思っていたんですが、

「オスのセキセイインコの鼻が加齢で変色することはありません。色が変わるのは病気です」

と。って事は、1年位は前から精巣腫瘍が出来ていたんでしょう。

冒頭の写真は一ヶ月ほど前のまめたん。この頃は全く異変も無く、とても元気でした。

お腹が膨らんでいる事に気付いたのは本当に日曜の夜で、土曜日までは普通に元気に飛び回っていたずらしまくってごはんももりもり食べていたんです。

だけど、半月ほど前から、かごから出した時に特大う〇ちをするようになって、え!!??とは思っていました。それでも普通のう〇ちも沢山していたし、とにかくまめたんは元気でキャッキャと遊んでいて、「年のせいでう〇ちが出にくくなることもあるのかなぁ」と、全て「年のせい」にしていました。

せめて特大う〇ちをするようになってからすぐに病院に連れて行っていれば、ここまでお腹が膨らんでまめたんが苦しい思いをせずに済んだかもしれないのに…。

今まめたんはお腹が重いせいでほとんど飛べず、出してあげても動きも緩慢で、すぐに眠そうにしています。それでも肩に乗って、弱弱しい声で

「チューして♪」

と言ってくれます。

チューしよう、いっぱいいっぱい、チューしよう。噛みつかれても良い、元気になって。

ただただ反省と後悔で、ドッと泣いてしまいました。

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…。

腹水で内臓が圧迫されてるから苦しいよね。ご飯食べるのも辛いよね。

大きな動物なら、点滴などでお薬を入れる事も出来るでしょうが、とにかくこんな小さな生き物なので針を刺すのも危険なので、とにかく飲み水にお薬を混ぜて、自発的に飲んでもらうしか無いんです。

薬を口に直接入れる事すら出来ません。

お薬飲んで、まめたん。

だけど、飲み薬だけでそんなにすぐに効果は無いんでしょう。投薬3日目ですが、体重は減っていません。腹水だけでも出して、少しでも楽になって欲しい。

私はただ、お薬の水をちゃんと作って、後は安静にさせて見守るしか出来ません。

何も出来ない、何もしてあげられない。

辛いけれど、一番辛いのはまめたんなんだ、それも私の不注意で、病気のサインを見逃していた。

動物さんは自分から調子が悪いと訴える事が出来ない方、飼い主が気付いてあげないといけなかったのに。

腹水が治った、という話も色々出て来ましたので、とにかくお腹だけでも軽くなって、また飛び回ってごはんも沢山食べて、元気に遊べるようになりますように。

今はもう私も色々混乱していて、とりとめもない記事になりました。

まめたんは私にとって天使ですが、まだお空には行かないで、そばにいて欲しいのです。

まめたんと離れたくない、別れたくない。まだ早いよ。

まめたんはとにかく元気な子でした。その生命力を信じて…。

すみません、今は涙が止まりません。

私が泣いて、まめたんが良くなるならいくらでも泣くけれど。

数日前まで本当に元気でした。あまりの急さに気持ちが追い付かなくて。

今回は非常に暗い内容で申し訳ありませんでした。

本当に暑い夏です。皆様も、皆様の大切なご家族も、どうかどうか健康にはお気をつけてお過ごしください。

それでは、お読みくださいまして有難うございました。