鈴豆そうさく日記

自作イラストやドールドレスの紹介、日々の片付けや独り言などゆるゆる綴っていきたいです。

「傾国の仕立て屋ローズ・ベルタン」

こんにちは、鈴豆です。

つ、ついに「自転車でヘルメット」してる方を発見!!

完全義務化されたら結構厳しいなぁ~。そうなったら着けるしか無いけど、自転車に乗るのを止めるかもしれないですね。なんとか歩ける範囲ならなるべく徒歩で~、とか。

健康のためにはその方が良いんでしょうけど、「面倒だから出かけるのヤメ~」になる確率の方が私の場合は多そう;;

最近ラインマンガで「傾国の仕立て屋ローズ・ベルタン」というマンガを読み始めました。無料公開はどうも、やっとアントワネットに会えるかどうか位までみたいなんですが…。

イノサン」のコメント欄で、この作品と並行で読んでるって方が多くて気になってたんです。

マリーアントワネット時代のマンガって「ベルサイユのばら」最近に「イノサン」としか知らなくて、ベルばらではベルタンって、アントワネットが

「もうドレス一杯作ったし~」

ってためらっている所に

「何をおっしゃいます!王妃様は流行の最先端を行かなくては!!」

みたいな事を言って、散財を促すような、あんまり良い印象では無かったんですが、「傾国の仕立て屋~」では、ひたすら仕事にまい進するカッコいい女性!という感じです。

イノサン」では、ベキュー(デュ・バリー夫人)とは同僚のお針子っぽく描かれていたけれど、「傾国~」ではお店も全然違って、ベキューは「客」としてベルタンと初対面するんですね。

「デュ・バリー夫人」もベルばらでは嫌な女でしかなかったけれど、「傾国~」や「イノサン」ではガラッと印象が変わりますね。更に「傾国~」ではアントワネットの結婚式のドレスが小さいのを直すための手伝いのために、自分が笑われるのを覚悟で一芝居うったりとか、ベルタンの仕事のために手回ししてくれたりとか、彼女も美しくカッコいい!!

そして、お針子って「娼婦」を兼ねてたんですね~(「イノサン」でもその描写は出ていたけれど、「お針子」のお給料では少ないから娼婦も~、というイメージだったんですが、「娼婦」の仕事の方が大事、と。え~)。

デュ・バリー夫人は「元娼婦」って言われていたけれど、一応は建前?は「お針子」。仕立ての方の腕のほどは解りませんが、「パリ一番のお針子」として登場してました。

当時女性に、それも平民に許されている仕事は非常に少なく、その一つが「お針子」で、それでもメインの仕事は「娼婦」という…(店を持ったりするには通常パトロンも要ったでしょうし)。

そして当時は「胸」を見られるより「足」を見られる方が恥ずかしいとされていて、靴の試着も出来ない貴婦人も多かったとか。貴婦人ならそんなに歩くことも少なかったでしょうけど…、ドレスは全てオーダーメイドだった、ってありましたけど、靴は既製品(?)なの?試着すら出来ないんなら、足の採寸とか、考えられない程恥ずかしくて無理だったのかも…。

ベルタンは生涯独身で、身売りもせずに、自分の腕だけでモードのトップに登り詰めた、非常に稀有な女性なんですね。

作中に出て来るドレスがとにかく素敵!!

オルレアン公の花嫁の婚礼衣装とか、おおぅ!と。あ~、スクショ撮っておけば良かった!!

このデザインって史実なのかしら??ルイ16世の弟の結婚式なら、絵の一枚位残ってそうだけど…。

オルレアン公がベルタンへの嫌がらせの為に国中の生地屋の「絹」を差し止めちゃうんですね。王族の婚礼衣装は「しきたり」で「絹」と決まっているので、絹入手のために奮闘するわけで、そこに「デュ・バリー夫人」の力添えがある、と。

ベルタンの店のオーナーは東洋通で着物風の羽織を着ているし、花嫁も、東洋の天女風の髪型に結って登場するので、「絹」の入手先は、中国か日本なのかな?って思ったんですが、デュ・バリー夫人が国王にお願いして生地を都合してもらったとか。

不美人な女、として登場した花嫁ですが、ベルタンのドレスのお陰で美女に生まれ変わり「何と美しい花嫁なんだ!」とか端からも言われるほど。

いや、地味目なだけで顔立ちは元々整ってたからなぁ~。

オルレアン公も「イノサン」ではキモ男だったけれど、「傾国~」ではイケメンです。ゲスはゲスですが(自分の結婚式妨害って??)、ちょっと憎めない感じ?

そう言えば、ナイチンゲールが看護婦の地位を上げるまでは、看護婦も娼婦レベルの扱いだったとか聞いた事があります。「チャングムの誓い」の「医女」も、身分は「奴婢」だし、妓女と一緒にお酒の席で接待とかあったみたいだし。医学の知識が相当無いとなれない職業だったんですが、扱いとしては非常に低かったんですね。

あ~「チャングムの誓い」また見たいなぁ。面白いドラマでした。

昭和の昔は、女性が一生経済的に自立して生きるには「公務員」か「看護婦」しかない、って言われていたりとか。あ、昭和の昔の話だからあえて「看護婦」と書いていますが、やはり差別的な意味合いになっちゃうんですよね。昔から男性の「看護士(昔は「師」じゃなくて「士」でした)」もおられましたが、多分非常に珍しかったかと。

看護師ってかなり力仕事もあるので、男手は欲しいと思うけれど。

ただ、戴帽式はやはり「ナースキャップ」じゃないとサマにならない気が…。ナースキャップ、今やほとんど見る事は無いんですが、可愛いわぁ~(とかいう、ナースウェアやナースキャップに「萌え」る私みたいなのがいるから、看護師が性的な対象に見られちゃうのか…)。

でも、若くて可愛い看護師さんは勿論素敵だけど、採血に並ぶ時は一番ベテランそうな人を選ぶ…。いや、注射ってお医者さんよりもベテラン看護師さんの方が上手かったりするんですよね(もちろん人によります)。コロナワクチン、お医者さんに打ってもらった時は、痛くて当日寝られなかった;;

作家とか芸能人とか、昔から例外はいっぱいあったものの、特殊な職業だし。

「傾国の仕立て屋」宮廷のしきたりとか詳しく描いてあって、勉強になります。

「公開出産」は知ってたけど、一日に何回も「公開着替え」で、全裸待機!?き、キッツイ…。

もう少しで無料分は読み終わりそうなんでちょっと寂しいですが、楽しみに読みます。

また面白い作品が色々見つかると良いなぁ。

それでは、皆様も面白いマンガとか小説とか映画とか音楽とか、色々と楽しまれてください!!

お読みくださいまして、有難うございました!!